あなたの施設ではどうですか?~信頼されるリーダー像とは~

人間関係

介護施設で勤務するということは、必ずと言っていいほど

 

チームで働くことを意味します。

 

チームには、当然数名のメンバーが居ます。

 

チームメンバーそれぞれが、好き勝手に動けばチームの力は発揮できません。

 

それどころか、利用者さんやスタッフに悪い影響さえ与えてしまうかもしれません。

 

そこで、チームリーダーが必要となってきます。

 

今回は、介護施設で求められるリーダー像について書いてみたいと思います。

 

結論は、介護施設で求められるリーダー像として

 

  • 話を聴いてくれる
  • 人や物を大切にする
  • 安定感がある
  • 誰よりも動く

 

今回は、この4つを挙げさせて頂きました。

 

どれも、当たり前に思えるかもしれません。

 

あなたのチームリーダーさんは、いかがでしょうか?

 

または、自身がチームリーダーである方はいかがですか?

 

忙しい毎日の中でとなると難しいこともありますよね。

 

それでは、詳しく見て行きたいと思います。

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話を聴いてくれる

介護施設で求められるリーダー像として、まずはこれが必須条件と思います。

 

スタッフは、リーダーに何かを伝える時には多少なりともドキドキするものです。

 

もちろん、人にもよりますが、

 

「こんなことを言って、笑われないか?」

 

「怒られてしまうんじゃないか・・・」

 

など、スタッフは色々と不安に思っています。

 

勇気を出して話しても、無下にあしらわれると次から

 

話してくれなくなるでしょう。

 

  • 理由を付けて相手にしない
  • 真剣に向き合わない
  • 話の途中でさえぎる

 

こんなことをされると、デリケートなスタッフは傷ついてしまいます。

 

理想のリーダーであれば、仮に途中で「違うな」と感じても最後まで話を聴くもので 

す。

 

スタッフは、「自分の話を聴いてもらえた」というだけで満足するときも

 

あります。

 

リーダーは「自分が正しい」と思いこまず、相手の話に耳を傾けるべきだと

 

思います。

人や物を大切にする

介護施設で求められるリーダー像には、「何かを大切にする」ことが

 

大切であると感じます。

 

仮に、自分の体調が優れない日に、リーダーから声を掛けられると嬉しでしょう。

 

「顔色が良くないから、今日は早く上がったら?」

 

など、言われると嬉しいものです。

 

それを、「しんどくても、働くのが当たり前」みたいな態度を

 

リーダーがとってしまうと、このチームで頑張ろうとは思ってくれないでしょう。

 

「私は、あなたのことを大切に思ってますよ」

 

が相手に伝わるように接することが大切です。

 

また、備品などを大切にするのも重要だと思います。

 

リーダーはチームの模範です。

 

リーダーが物を粗末にすると、スタッフも同じことをするでしょう。

 

「物を大切にするリーダーは、当然人も大切にする。」

 

そう思われたいものですね。

 

ただ、機械や備品などが故障した時は即座に対応してあげましょう。

 

時々、「しばらく様子を見よう」とか、「我慢して使いなさい」

 

みたいな対応をするリーダーが居ますが、それは間違いです。

 

備品や機械類の調子が悪ければ、業務の効率も下がります。

 

購入や修理の必要があれば、即行動しましょう。

 

スタッフが働きやすい環境をつくるのも、リーダーの

 

大切な役割です。

 

安定感がある

介護施設のリーダーには、必要な要素だと思います。

 

利用者さん対応などの業務に、安定感があるのは当然です。

 

だからこそ、リーダーに選ばれているのです。

 

ここでお話したいのは、「対スタッフ」の安定感です。

 

例えば、

 

  • どのスタッフにも同じ対応をする
  • 機嫌の良い悪いがない
  • 笑顔で居る

 

リーダーも人間ですから、スタッフの好き嫌いがあったり、

 

機嫌の悪い日もあります。

 

そういうものを、少しも出さないのは難しいと思います。

 

しかし、

 

「こういうことをなるべく出さないでおこう」

 

「いつも笑顔でいよう」

 

と心掛けることで、ずいぶん成果が出るものと信じています。

 

「安定感がある」「笑顔でいる」と穏やかなことも大切ですが、

 

時として、

 

「注意するときは、きちんと注意する」

 

ことが、長い目で見れば優しさになる場合もあります。

 

「これは、本人のためにならない」「利用者さんに危険がある」

 

と判断した時は、きちんと注意してあげましょう。

 

誰よりも動く

介護施設で、リーダーとしてチームを引っ張るには、

 

「誰よりも動く」

 

ことは、非常に重要です。

 

中には、自分は動かずに指示ばかり出すリーダーも居るかもしれません。

 

しかし、スタッフから本当に信頼を得ようと思ったら、行動力は大切です。

 

まずは、自分が誰よりも動く。

 

そうすることで、皆の見る目が変わります。説得力も出てきます。

 

「このリーダーが言うのなら、そうしよう」

 

と思ってもらえたら、ずいぶん仕事がしやすくなります。

 

場合にもよりますが、スタッフが困っている時や大変な時ほど、

 

自分が率先して動きましょう。

 

きっと、メンバーは評価してくれるはずです。

 

まとめ

介護施設は、チームプレイです。

 

チームリーダーによって、そのチームの質が決まると言っても

 

過言ではありません。

 

今回は信頼されるリーダー像として、

 

  • 話を聴いてくれる
  • 人や物を大切にする
  • 安定感がある
  • 誰よりも動く

 

以上の4つを取り上げました。

 

リーダーも一人の人間です。

 

長所もあれば、短所もあります。

 

しかし、こういうことを心掛けているだけで、

 

ずいぶん結果は異なってくると思います。

 

リーダーだからと言って、無理に自分を大きく見せる

 

必要はないと思います。

 

スタッフと同じ目線で向かい合い、自分が誰よりも動く。

 

そして、信頼関係を構築する。

 

自分に自信を持ち、誰にでも公平な態度で接する。

 

なかなか難しいですが、楽しんで仕事に取り組みたいですね。

 

今リーダーの方も、これからリーダーになる方にも、

 

今回のお話が少しでもお役に立てれば嬉しいです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。