これからどうなる?~介護施設の面会・外出・ボランティア~

現場の出来事
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厚労省は、面会や外出制限の緩和を発表

令和2年10月13日、厚生労働省は、介護施設における面会や外出制限の緩和を発表しました。

 

利用者さんの生活や健康維持に必要なことを制限すべきでないという考えです。 

 

これまでは、緊急の場合を除いて原則中止していました。

 

ぽんてん
ぽんてん

面会や外出が中止されることで、利用者さんの認知機能

ADLの低下が不安視されていました。

今回は、これから面会や外出、ボランティア受け入れどうなるのかを考えたいと思います。

 

 

 

この記事は、介護施設の外部交流今後どうなっていくかに興味がある方を対象に書いています。

 

皆様と一緒に、施設の外部交流がどうあるべきかについて考えてきたいと思います。

 

それでは、結論からお話したいと思います。

 

  • 地域の感染状況によって対応に幅
  • 面会は通常再開
  • 買い物程度は可能だが、外食は時期尚早
  • ボランティア受け入れは、当面見送り
  • キーは、PCR検査

 

 

上記の通り、地域の感染状況によりますが、面会や買い物は再開しても支障は無いでしょう。

 

しかし、リスクを考えると外食やボランティア受け入れは、難しいのが実情です。

 

それでは、詳しく見て行きたいと思います。

これからの面会・外出・ボランティアはどうなるの?

これまでは、コロナウイルスによる影響を考えて面会や外出を制限していました。

 

厚生労働省は「利用者の生活や健康維持に必要なものを制限しない」方針を発表しました。

 

「GoTOトラベル」などの企画を考えると自然な流れです。

 

しかし、コロナウイルスは高齢者に重篤な症状を引き起こします。

 

今後、どのように対応すべきか考えていきます。

 

ぽんてん
ぽんてん

政府が緩和方針を出しました。

しかし、万一感染が起こったら施設が責任を問われます。

今後、ますます施設の判断力が問われますね!

 

 

それでは、次章から面会や外出について見て行きましょう!

 

面会について

政府は、感染症対策を徹底することを再度通知しました。

 

検温やアルコール消毒を徹底し、オンライン面会も併用していきます。

 

オンライン面会一定の効果があるものの、認知症の方などには不向きです。

 

「顔が見れないと不安」という方には、面会を行っていくべきと考えます。

 

ぽんてん
ぽんてん

筆者の施設には、グループホームがあります。

ご利用者様よりも、ご家族さん(特に配偶者)が面談を強く希望されるケースがあります。

施設での面会が、ご家族さんのライフワークになっているんですね!

 

希望されるご家族の為にも、面会は通常通り行っていくべきです。

 

もちろん、検温やアルコール消毒などの感染対策は万全に行いましょう。

 

次章では、利用者さんの外出について考えます。

 

外出について

政府は、「生活に必要なことを制限すべきでない」と方針を発表しています。

 

買い物や通院については、「生活に必要」であり通常通り再開するべきです。

 

それでは、外食はどうでしょうか?

 

ぽんてん
ぽんてん

例年なら「外食ツアー」で回転ずしやレストランへ行っています。

外食が「生活に必要なこと」なのか判断が難しいです。

万一、感染した時のリスクが大きいですね。

 

 

外食は、生活にハリを与えてくれます。

 

しかし、感染リスクを考えると慎重になります。

 

同意書を取ってまで行うものなのか・・・。

 

ご家族との外食であればいいかもしれません。

 

施設での外食ツアーは、まだまだ難しそうですね。

 

次章では、ボランティア受け入れについて考えます。

ボランティアについて

最後に、ボランティア受け入れについて考えたいと思います。

 

外部との交流にあたりますので、現在見合わせています。

 

ぽんてん
ぽんてん

例年なら、舞踊やギター演奏など多くのボランティアさんに来てもらいます。

ボランティアさんも、生き甲斐にされていることでしょう。

出来ることなら、一日も早く受入れ再開したいです。

 

ボランティアさんにとっても、活動は生き甲斐です。

 

出来れば以前のように施設で受け入れたい

 

しかし、外食と同じで受け入れるリスクが高すぎます

 

いくら検温や消毒を行っても、万一の感染を考えると・・・。

 

どうしても、自粛してもらう方向になってしまいますね。

 

それでは、いつまでも状況は変わらないのでしょうか?

 

次章では、キーとなるPCR検査について考えます。

 

最後の切り札は、やはりPCR検査

外食やボランティア受け入れについて、まだまだ慎重に行う必要があります。

 

ぽんてん
ぽんてん

最後の切り札となるのは、やはりPCR検査です。

もっと気軽に検査が出来れば、面会も外出も受け入れも怖くありません

 

PCR検査を行い、陰性であれば外出も受け入れも可能です。

 

国がPCR検査を充実させないまま、規制を緩和するのは無責任です。

 

現場判断で、どんどんやってよ!でも、感染したら対策不足ね!」

 

そう言われている気がします。

 

高齢者は、「感染=重篤化」と言われています。

 

国には、検査体制を一日も早く充実させてほしいと願います。

最後に

いかがでしたでしょうか?

 

厚生労働省は、外出や面会について制限緩和の方針を発表しました。

 

しかし、すぐに全ての行動を再開することは出来ません

 

攻めるところは攻めて、守るところはしっかり守る。

 

今後、施設にこういった判断が問われることになります。

 

それでは、今日のまとめです。

 

  • 地域の感染状況によって対応に幅
  • 面会は通常再開
  • 買い物程度は可能だが、外食は時期尚早
  • ボランティア受け入れは、当面見送り
  • キーは、PCR検査

 

面会や外出、ボランティア受け入れについても、様々なケースがあります。

 

画一的に、ものごとを決めるのは難しいかもしれません。

 

皆の事情に合わせて、最善の判断が出来ればいいと思います。

 

筆者の勤務するグループホームにも、頻繁に奥さんに会いに来る方が居られます。

 

他の利用者さんやスタッフに迷惑が掛かるからと、面会の回数を減らしておられます。

 

今回の規制緩和もあり、面会回数を増やしたいと思っています。

 

多くの人に影響を与えているコロナウイルス

 

一日も早く収束することを祈っています。

 

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。