デイサービス送迎時の自動車事故を防ぐには~すぐ実践できる5つのこと~

施設での取り組み
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はじめに

 

介護スタッフ
介護スタッフ

この前、デイサービスの送迎車をぶつけてしまって・・・。

利用者さんにケガは無くて良かったけど・・・。

 

介護スタッフ
介護スタッフ

それは大変やったね。

どんな状況やったん?

 

介護スタッフ
介護スタッフ

細い道を走ってたんだけど、対向車が来たの

それでバックしたら、民家のブロックに当ててしまって。

 

介護スタッフ
介護スタッフ

そっかぁ。

細い道ですれ違うのは難しいし、ドキドキするね。

家の人は、大丈夫やった?

 

介護スタッフ
介護スタッフ

うん・・・。

少し削れたくらいだったから、許してもらえたけど。

管理者も謝罪してくれたし。

 

介護スタッフ
介護スタッフ

許してもらえたし、ケガも無くてホントによかったなあ。

 

介護スタッフ
介護スタッフ

ありがとう。

事故をしたとき、焦ってしまってバックモニター見てなかったの

 

介護スタッフ
介護スタッフ

実は、僕もこの前バックで車を当ててしまったんや・・・。

バックモニター見てなかったわ・・・。

せっかく付いてるのになあ。

 

介護スタッフ
介護スタッフ

焦った時こそ、モニターやミラーを落ち着いてみなきゃダメね!

今回の事故で分かったわ!

もう同じ間違いは繰り返しません。

 

介護スタッフ
介護スタッフ

うん。

ぼくも気を付けるよ!

 

 

みなさん、こんにちは。

 

デイサービスで管理者をしている「ぽんてん」と申します。

 

上記で、2人が話しています。

 

焦ってしまい、本来なら起こさなくていい事故を起こしてしまう。

 

誰にでも経験があるのではないでしょうか?

 

もちろん、筆者もあります(涙)

 

今回は、

 

「送迎中の事故を減らす5つの方法」

 

についてお話したいと思います。

 

それでは、初めに結論です。

  1. 武器は、正しく装備し使用する
  2. 少し早めに出発する
  3. ドライブレコーダーを取り付ける
  4. 交通規則を守る
  5. 定期的に研修を実施する

 

 

どれも当たり前に思われるかもしれませんが、これがなかなか難しいです。

 

どれだけ気を付けても、事故は起こる時は起こります。

 

しかし、ほんの少し意識を高く持つだけで随分減らすことができると思います。

 

それでは、詳しく見ていきましょう!

自動車事故は、施設全体の事故の約20%

 

自動車事故は、施設全体の事故のうち約20%を占めると言われています。

 

施設内の事故と同様に、少し意識を高めることで減らすことが出来ます。

 

それでは、事故を減らす方法を見ていきましょう!

事故を減らす方法5つ

武器は正しく装備し、使用する

  

介護スタッフ
介護スタッフ

「武器を正しく装備する」ってどういう意味ですか?

 

ぽんてん
ぽんてん

どんなに優れた武器を与えられていても、正しく装備しなければ意味がないということです。

某有名RPGでも、同じですよね!

 

介護スタッフ
介護スタッフ

車の安全のための装備は・・・。

わかった!

バックモニターやサイドミラー、それにポールですね!

焦った時ほど、確認せずぶつけたりして・・・。

 

ぽんてん
ぽんてん

そうですね。

「武器は正しく装備し、使用する!」ということです。

 

介護スタッフ
介護スタッフ

そっか!

焦ったときほど、ミラーやモニター確認しないといけないのね!

 

ぽんてん
ぽんてん

それに、当然ながらシートベルトもですね。

装着していなくて、急ブレーキで車いすから利用者が転落してしまうなんてことも耳にします。

 

介護スタッフ
介護スタッフ

そうなったら目も当てられませんね・・・。

心して送迎にあたります!

  

あと、モニターやミラーで分かりにくい時は、

 

ったん車から降りて確認する!

 

細い道でバックする時などは、相手を気にせず行いましょう!

 

もし当てても、相手は責任取ってくれませんから(笑)

 

次章では、少し早めに出発することの大切さを見ていきます!

少し早めに出発する

 

心の焦りが原因で、交通事故を起こしてしまう。

 

これは、教習所や免許の更新でよく言われることです。

 

デイサービスお迎え時に、利用者さんの準備が出来ておらず遅れる・・・。

 

そんなことは、よくありますよね。

 

それでは、焦らずに送迎するにはどうすればいいか?

 

「少し早めに出発する」

 

これが、焦らない唯一の方法です。

 

こんなスタッフは、あなたの周りにいませんか?

 

いつも出発時間になってからトイレに行ったり、話を始めたりする。

 

そういうスタッフは送迎から戻るのも遅いし、事故も多いです。

 

少し早めに出発することは、とても大切です。

 

ドライブレコーダーを設置する

 

ドライブレコーダーを設置すると、事故率が下がる。

 

これは、よく耳にします。

 

ドライブレコーダーを設置することで、ドライバーの安全意識が高くなることが原因でしょう。

 

「記録に残るので、慎重に運転するということですね。

 

万一、事故が発生した時の証拠にもなるので設置したいところです。

 

ちなみに、筆者の施設ではドライブレコーダーを設置している最中です。(7割程度に設置済み)

 

交通規則を守る

筆者は時々、JAFの安全運転講習を受講します。

 

そのたびに、「これは大切だ!」と感じることがあります。

 

しかも、多くの人が出来ていないこと・・・。

 

それは、

 

「とまれ」の一時停止線でしっかり止まることです。

 

停止線の手前で止まるのが理想です。写真は、線を踏んでしまっていますね。

  

実験では、ほとんどの車が一時停止線を越えて止まっていました。 

 

停止線の手前で止まるだけで、「出会い頭の衝突」を防ぐことが出来ます。

研修を実施

 

スタッフそれぞれが、本当に安全運転できているか?

 

時には、送迎に同乗して確認することも有効な手段です。

 

また年に数回、安全運転講習を行うのもいいでしょう。(それがなかなか出来ないのですが・・・)

 

交通安全協会などで、DVDの貸し出しも無料で行われています。

 

いちばん大切なのは・・・

わざと自動車事故を起こすスタッフは居ません。

 

これは車両事故だけに限りませんが、

 

報告しやすい雰囲気つくり

 

が大切です。

 

そうでなければ、「車両を傷つけても上司に黙っている・・・」になりかねません。

 

普段から、報告・連絡・相談を行いやすい雰囲気を作っておくことが重要です。 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

今回は、デイサービス送迎時の事故を防ぐ方法について見てきました。

 

それでは、今日のおさらいです。

  1. 武器は、正しく装備し使用する
  2. 少し早めに出発する
  3. ドライブレコーダーを取り付ける
  4. 交通規則を守る
  5. 定期的に研修を実施する

 

焦った時ほど、「ミラーやバックモニターを見ていない」ケースが多くあります。

 

実際、筆者の施設でもありました。

 

シートベルトもそうですが、せっかくの装備を正しく使用しなければ効果はありません。

 

「分かっているけど、つい・・・」

 

そんなことは誰にもあります。

 

安全運転講習は、油断を防止するのに最適です。

 

最後に、ここには書きませんでしたが利用者さんとの会話にも注意です。

 

会話に夢中になり、安全確認がおろそかになる・・・

 

それで事故を起こしては本末転倒です。

 

かと言って、まったく話さないのも愛想がありません。

 

「ちょうどいい程度」でお話が出来たらいいですね!

 

筆者も入職した頃は、よくぶつけていました・・・(汗)

 

当時の上司に、

 

「不安な時は、車を降りて確認しろ!」

 

と言われてからは、ぶつけていません。

 

やはり、直接確認するのは大切ですね。

 

安全運転で、利用者さんの笑顔を守りましょう!

 

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。