あなたは、介護の世界にどのようなイメージをお持ちですか?
「給料が低い」「汚い」「夜勤がある」など・・・。
マスコミや新聞でも、様々な報道がされています。
それは、真実のこともありますし実際とは異なることもあります。
私は、介護の仕事を始めて10年ほどになります。
今回は、経験を基に介護についてお話したいと思います。
介護業界は人手不足?
これは、非常によく言われていることです。
しかし、日本全体が少子高齢化しています。
どの業種でも人手不足は深刻な問題だ言われています。
介護の世界でも同じです。
多少差はありますが、どの施設も「常に人材を募集している」と思っていいと思います。
これは、「いい人材がいれば、常に採用したい」ということです。
施設に「うちで働いてほしい!」と思わせればいいのです。
不況になれば、介護は強い?
これもよく言われますが、僕は本当だと感じています。
景気が良いと、基本的に介護業界に人は集まりにくいと言われています。
逆に不景気だと、介護に人材が集まりやすいと言われています。
これは、「介護業界が景気に影響を受けにくい」ことが原因だと思います。
数年前のリーマンショックでは、多くの方が介護業界に集まりました。
世の中の景気に関わらず、倒産などのリスクが比較的小さい。
どのような時代でも、「絶対に無くならないもの」
それが介護だと言えます。
介護の給料は安い?
介護が、景気に左右されないのは分かった。
でも、給料が安いんでしょう?と思われる方も多いはずです。
各法人によって差はありますが、正職員だと月収20~30万円、パート職員だと1時間900円台から1100円くらいの方が多いです。
「月収が高いとボーナスが低い。その逆で月収は低いけどボーナスが高い。」
などの場合もあります。
ちなみに、これは私の周囲のお話です。私は田舎に住んでいますので、都会はもう少し多いかもしれません。
何の仕事でも同じですが、最初から多く貰える仕事などありません。
介護の仕事でも、ベースアップはあるし資格手当もあります。
「介護福祉士」や「ケアマネジャー」の資格を取れば、1か月数千円~数万円アップする事業所もあります。
また、管理職やリーダーになれば「役職手当」も付きます。
ちゃんと努力して継続すれば、ある程度の収入は得られると僕は思います。
資格は必要なの?
前回のブログでお話しましたが、介護職員の初心者向けの講習があります。
それが、「介護職員初任者研修」です。
これは、数か月で取得する資格です。
しかし、2020年5月現在、コロナウイルスの影響で開催出来る状況ではありません。
では、資格がないから介護の仕事ができないの?
それは、NOです。
全くの初心者で、資格がなくても施設で介護職の仕事は出来ます。
ただし、訪問ヘルパーとしての勤務は出来ません。
介護職員初任者研修の資格が必要となります。
介護の仕事を始めるには・・・
いくつも方法はありますが、まずはハローワークへ行くのがいいと思います。
いきなり面接して、決定!でもいいのですが、僕のおすすめは・・・
「まず現場を見学させてもらうこと!」です。
これは、かなり重要です。
いくら面接担当の印象がよくても、実際にあなたが働く現場の雰囲気がいいかわかりません。
僕が以前見学させてもらった施設では、仕事中にガムを噛んでいるスタッフさんが居ました。面接官はとてもいい方でしたが、そこには就職しませんでした。
できれば、3か所くらい見学されるのがおすすめです。
その中で、「ここだ!」と思う施設があると思います。
大切なことは・・・
これは僕の考えですが、施設を選ぶ際に最も大切なのは
「その施設の雰囲気が、自分にあっているか?」です。
多少、給料が少なくても「自分がここで働く!」と思えることが大切です。
先ほどもお話しましたが、「給与は、長く勤務すると上がる」のです。
少しくらい給与が高くても、すぐに退職してしまっては意味がありません。
私の法人も、よく給与が低いと言われます。
しかし、10年勤務して管理職手当や資格手当をもらっています。
大変なことも多いですが、今ではこの法人に就職してよかったと思います。
このブログをご覧になった方が、満足のいく就職をされることを心より願っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。