慰労金5万円は無しに!?~知事の「なにもしていない」発言~

雑記・ニュース
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はじめに

 令和2年6月、国は新型コロナウイルスの対応にあたった介護職や医療職へ慰労金を出すことを既に決定しています。

 

内容は、

感染患者を受け入れた医療機関や患者が発生した介護施設で1人20万円を支給する

患者がいなかった施設などでも1人5万円を支給する

 

というものです。

 

しかし、兵庫県の知事さんが、

 

「うちは、配らんよ」

 

とのビックリ発言・・・

 

兵庫県知事さんなので、あくまで兵庫県では支給しないよというお話です。

 

私個人の見解では、国が決めたことなので結局支給されるのではと思っています。

 

それでは、詳しく見て行きたいと思います。

 

ニュースでも、大きく取り上げています。

コロナ対応の慰労金「すべての対象者に配布を」厚労省が求める | NHKニュース
【NHK】医療や介護関係者に支給される慰労金をめぐって、兵庫県が、国の方針と異なり一部を支給対象に含めない方針を示したことを受け、…

 

兵庫県知事が「仰天発言」

7月6日、兵庫県の井戸知事がこう発言して波紋を広げています。

 

「何にもしていないのに、なんで慰労金を出すのか」

 

コロナ患者に対応した医療・介護職への20万円支給については、文句なし。

 

実際にコロナウイルス感染者に対応していない医療・介護職へ5万円支給するのが納得いかない!

 

こういうお考えのようです。

知事に「国の決定」を覆す権限はあるのか?

個人的には、知事には支給を差し止める権限は無いと思います。

 

この事業は全額国費で賄うものの、支給実施は都道府県が行います。

 

実施主体の長である知事が、

 

「うちはやらんよ」

 

と言えば、支給業務が滞ってしまうのでしょう・・・。

 

民間の会社でいえば、

 

社長が払うように指示を出したのに、経理部長

 

「わしゃ、手続きせんぞ~」

 

と言っているようなものです。

 

一時的に、手続きが滞ったとしても支給はされるのではないかと見ています

対応していない人に5万円は、本当に無駄使いなのか?

私は、兵庫県知事に半分賛成、半分反対です。

 

私もデイサービス職員です。

 

幸い、勤務する施設ではコロナウイルス感染者はいません。

 

あくまで、今のところですが・・・。

 

私の個人的な意見は次の通りです。

 

  • スポットライトを浴びない介護職には有難い
  • コロナ対応した人20万円、していない人5万円の根拠は?
  • 他の職業との整合性は?

 

介護にもスポットライト

まず、医療職への尊敬と感謝の気持ちは全国民、全世界が持っています。

 

しかし、介護職への注目度は決して高いとは言えません。

 

そんな中で、介護職への慰労金を支給決定した政府には感謝します。

 

ただでさえ人手不足と言われる業界です。

 

休校などにより、スタッフの労働時間は激減。

 

労働力の確保は至難でした。

 

休日返上で、勤務された方も多いのではないでしょうか?

 

そういった意味では、コロナ感染に対応しなかった人にも支給されるのはありがたいです。

支給金額について

 

しかし、本当に20万円、5万円という金額やバランスが正しいのかどうか。

 

これは、私はコロナ感染に対応していないので語ることは出来ません

 

感染防止のため、家族と離れて職場へ向かう方の気持ちを知ることはできません。

 

コロナと対峙していてもいなくても、「テレワークが出来ない」職業であることにストレスを感じていたのは事実です。

 

その気持ちに答えてくれるのが慰労金。

 

金額やバランスが正しいかは分かりません。

 

しかし、個人的には苦労が認められた気がして嬉しいです。

他の職業は?

私が、知事に半分賛成するのは「他の職業との整合性」の部分です。

 

医療や介護職に支給するものの、国から支給されない職業もあります。

 

その整合性はどうなのか?

 

例えば、スーパーの店員さんには支給されるのか?

 

国民の暮らしを支えていることには、何ら変わりはありません。

 

企業が独自に支給はしているものの、国からの支給はありません。(調べましたが、そのような記事がありません)

 

なぜ、コロナ感染に対応していない介護に支給するんだ?とする意見も分からなくはないです。

最後に

が支給を決定したにも関わらず、知事が反対する。

 

このことが、大きく世間を騒がせています。

 

結局は、国が決めたことが実行されると思いますが、考えることは多かったです。

 

「沖縄の基地問題」とも共通する「国」と「地方」の意見の食い違い

 

意見は様々あっていいと思います。

 

どこかの国のように、「逆らう勢力は排除!」よりもよっぽど健全です。

 

しかし、今回の知事の言動は、私たち介護職員を多少なりとも傷つけたことは事実。

 

県のトップとして、もう少し表現の仕方がなかったのかと思います。

 

政府にそう伝えたとしても、公の場で「何もしていない」は酷いです。

 

組織の規模、内容に差はあれど、私も施設を任されている人間です。

 

今回のことは、反面教師にさせて頂きます。

 

役を任されている人間が、乏しい表現力によって努力する人を傷つけてはならない。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。