高齢者施設で換気をしっかり行うコツ3つ~短い時間で効率的に!~

施設での取り組み
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コロナウイルス対策としての換気

 

あるデイサービスで・・・

 

介護スタッフ
介護スタッフ

みなさ~ん、換気の時間です。

ちょっとの間、マド開けますね~。

さむい~(泣)

いつまでマド開けとるんや~!?

換気が大事なんは分かるけど、この寒さはかないません~。

介護スタッフ
介護スタッフ

すみません・・・。

空気を入れ替えることは、決まりだし…。

どうしよう・・・。

皆さん、こんにちは。

 

デイサービスで管理者をしている「ぽんてん」と申します。

 

今日は、コロナウイルス対策に重要な「換気」についてお話したいと思います。

 

換気は大切だけど、利用者さんが寒さを感じて実施できない・・・。

 

皆さんも、一度は経験したことがあるのではないでしょうか?

 

しかし、「換気のコツ」についてしっかり学ぶことで、

 

「利用者さんに必要以上に寒い思いをさせない」

 

ことも可能です。

 

それでは、最初に結論です。

 

◎換気のコツ3つ

  1. 窓を「対角線上に」開放する
  2. 「1時間に5分」を2回行う(冬場は、5分以下でもOK)
  3. できるだけ室温を変化させずに行う(ファンヒーターも効果的)

 

ぽんてん
ぽんてん

「換気」は、思ったよりも奥が深いです。

それでは、換気について詳しく見ていきましょう!

換気の目的

そもそも、なぜ換気を行うのでしょうか

 

◎「換気の目的」 

換気の目的は、室内のウイルスなどを外に出し、外の空気を入れて汚染物質を薄めること。カビの防止や、気分のリフレッシュにも効果がある!
 
 
ぽんてん
ぽんてん

換気には、カビの防止気分のリフレッシュ効果まであるんですね!

やはり、奥が深いです。

スタッフの中には、「自宅では換気していない人」も意外といるのでは?

 

通常のエアコンオンにしていても、換気していることにはなりません

 

やはり適度に換気を行う必要がありそうです!

 

それでは、次章で換気のコツを見ていきましょう!

換気のコツ3選

窓を対角線上に開放する

換気を行う際に、部屋の窓すべてを開放する必要はありません

 

窓を対角線上に開放し、空気の通り道を作ってあげると効率的です。

 

近くの窓を開けると、狭い範囲でしか換気できません。

   

 

窓が一つしかなければ、窓を開けて扇風機やサーキュレーターを向けると換気できます。

 

  

1時間に5分を2回行う

効果的な換気を行うには、「1時間に5分を2回」行うのがベストです。

 

「1時間に10分を1回」行うよりも、効率が良いというデータがあります。

 

ぽんてん
ぽんてん

ここで耳より情報です!

冬場は、部屋の中と外の温度差が大きいので5分未満でも効果があります。

暖かい空気は、外へ出ようとするんですね!

 

以前、筆者のデイサービスでは不定期に10~20分以上換気をしていました。

 

今から考えると、利用者さんに寒い思いをさせただけでした。

 

何事も、正しい知識が必要なのだと反省しました。

   

できるだけ室温を変化させずに行う(ファンヒーターも併用)

上手に換気を行うには、なるべく気温を変化させないことが重要です。 

 

では、どうすればいいのでしょうか?

 

エアコンを付けたままで換気を行います。 

 

更に、ファンヒーターなどを併用するのも効果的です。

 

また、サーキュレーターや扇風機を使用し空気を循環させる効果的です。

 

できれば、サーキュレーターがおススメです。

 

次章でサーキュレーターと扇風機の違いについて見てみましょう!

 

扇風機とサーキュレーターの違い
サーキュレーター:小さい羽根で直線的に風を送り出す。部屋の温度を平均化する。   扇風機:大きな羽根で風を送り出す。人が涼をとるためのもの。

  

ぽんてん
ぽんてん

2つには、このような違いがあったのですね!

「部屋の温度を平均化するには、サーキュレーターが適役!」となります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

今回は、「高齢者施設での換気のコツ」について見てきました。

 

換気は、長時間マドを開ける必要はなくリフレッシュ効果もあります。

 

「換気は意外に奥が深い!」というのが、筆者の感想です。

 

コロナウイルス対策として、絶対に必要なのが換気です。

 

利用者さんに、寒い思いをさせず適度に行いたいですね!

 

それでは、今回のまとめ「換気のコツ3つ」です。 

  1. 窓を「対角線上に」開放する
  2. 「1時間に5分」を2回行う(冬場は、5分以下でもOK)
  3. できるだけ室温を変化させずに行う(ファンヒーターも効果的)

特に冬場は、利用者さんが寒さを気にするため5分は長く感じるかもしれません。

しかし、暖かい空気は外へ出ようとするため5分未満でも効果があります。

 

また、1時間に2回行うことで更に効率的になります。

 

正しく換気を行って、スタッフと利用者さんの負担を減らしていきましょう!

 

それでは、最後までお読みいただき本当にありがとうございました。