職場では、様々なタイプのスタッフがいる
介護施設には、色々なタイプの人が居ます。
介護施設で働く人は、
「敬語を使いましょう」
と、教育を受けるはずです。
しかし、中には「敬語を使わない人」が居ます。
敬語を使わない人には、実力が伴う人・そうでない人が居ます。

私は現在、デイサービスの管理者をしています。
今まで、色んなタイプのスタッフを見てきました。
今回は「敬語を使用しない人が本当に正しいのか」考えて行きたいと思います!
結論は、以下の通りです。
- 敬語を使わない人は2種類いる(実力が伴う人と、そうでない人)
・両者の違いは・・・?
- ここ一番で敬語を使用出来るか
- 信頼関係を築けているか
- 「この人ならいいか」と思わせる何かがあるか
- ユーモアがあるか
それでは、詳しく見て行きたいと思います。
敬語を使わない人は2タイプに分けられる

今回は、敬語を使わない人について考えてみたいと思います。
敬語を使わない人は、
「実力が伴う人」「実力が伴わない人」
の2タイプに分けられます。
ここでいう「実力」とは、
「人格・経験・コミュニケーション能力・安心感」を指します。
それでは、両者の間では何が違うのでしょうか?
次の章で考えたいと思います。
両者の間で何が異なるのか?

「実力のある人」が確信的に敬語を使わない場合があります。
その場合、なぜか不快感はありません。
しかし、「実力が伴わない人」は「使わない」のではなく、「使えない」のです。
その場合、不快感は100%です。

敬語を使えない人は、周りから注意されても、すぐ元通りになってしまいます。
次章では、「両者の違い3つ」について見ていきたいと思います。
「ここ一番では、敬語を使用できる」

実力を伴う人は、「ここ一番」で正しい敬語を使用することが出来ます。
普段とのギャップで、
「やっぱり、この人はきちんとしている!」
と相手に印象を与えることが出来ます。
逆に「実力を伴わない人」は、場の空気を読めず、
「この人は、やっぱりだめ・・・」
と思われてしまいます。
信頼関係を築けているか

「実力を伴う人」は、普段から信頼関係を築いています。
言葉遣いが少しフランクになっても、
「この人なら、いいか」
と思わせることが出来てしまいます。
逆に「実力を伴わない人」が同じことをすると、
「えらそうに!そんな言い方しないで!」
とトラブルになります。

「実力を伴う人」と「伴わない人」では、同じことを言っても相手の反応が異なります。
これは、普段の信頼関係によるものです。
時間を掛けて築いたものですから、すぐに真似出来るものではありません。
ユーモアがあるかどうか

「実力を伴う人」は、ユーモアセンスも持ち合わせています。
「人を笑わせる」ことが出来ます。
しかし、「実力が伴わない人」は違います。
「人に笑われている」のです。

少し厳しい表現ですが、「笑われている人」ほど本人は気が付いていません。
「謙虚さ」や「おかげさまで」という気持ちがあれば、そうはなりません。
大切なのは、「他人を尊重する気持ち」です!
それでは、実力があれば敬語を使用しなくていいのでしょうか?
次章で考えたいと思います。
実力があれば、敬語を使用しなくてもいいのか?

では、実力があれば敬語を使用しなくてもいいのでしょうか?

筆者の答えは、「絶対に敬語を使用しなければならない」です。
当然のことですが、理由は次の通りです。
必ず敬語を使用しなければならない理由は、
- 不快に思う利用者さんが居るから
- 後輩に指導できないから
- 介護保険制度で「利用者の尊厳を保持する」と決まっているから
自分が敬語を使用していないのに、後輩に指導はできません。
また、介護保険制度で「尊厳を保持する」ことが決まっています。
敬語は、相手に敬意を示す為のものです。
必ず使用するべきです。
キャラもあるけど、ダメなものはダメ

人には、それぞれキャラクターがあります。
その人の持ち味を発揮するのは、重要な事です。

実力もあり、礼儀作法をわきまえたスタッフを目指しましょう!
その上で、「自分らしさ」は必ず出てきます。
誰かのマネをするのでなく、自分らしく進むことが「成長」につながります!
最後に

いかがでしたでしょうか?
今回は、敬語を使用しないスタッフは正しいのかについて考えました。
敬語を使用しないスタッフには、「実力を伴う人」と「伴わない人」が居ます。
ここでいう実力とは、「人格・経験・コミュニケーション能力・安心感」を指します。
両者の違いは、次の通りです。
- ここ一番で敬語を使用出来るか
- 信頼関係を築けているか
- 「この人ならいい」と思わせる何かがあるか
- ユーモアがあるか
敬語を使用しなくても、なぜか愛されるスタッフも居ます。
しかし、敬語は使用するべきです。
その理由は、
- 不快に思う利用者さんが居るから
- 後輩に指導できないから
- 介護保険制度で「利用者の尊厳を保持する」と決まっているから
実力も礼儀作法も身に付けたスタッフを目指したいですね!
ムリに人のマネをせず、自分らしくルールを守り成長していきましょう。
筆者も、油断するとフランクになり過ぎる時があります。
利用者さんとの「距離感」は本当に難しいですね。
「尊厳を守る」気持ちを持っていれば、間違った方向には行かないと信じています。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。