介護は「チームワーク」

「チームワーク」って、やっぱり大事だよね!

うん!
忙しい時も、チームワークがよければ仕事が早く終わるよね。

そもそも、介護における「チームワーク」ってどんなものだろう?

スタッフ同士の連携がとれているってことかな?
ものを頼みやすい雰囲気も大事やんなあ。

そやんなあ。
スタッフ間の声掛けができず、事故が起こってしまうケースもあるもん。

チームワークがいいと、利用者さんにも良いケアを提供できるもんね!

「チームワーク」で、ケアの質は大きく変わってきます。
スタッフ間の連携が悪いと、結局は利用者さんを傷つけてしまいます。
今回は、「チームワーク」について見ていきましょう!
こんにちは。
デイサービスで管理者をしている「ぽんてん」と申します。
介護を行う上で、「チームワーク」は欠かせません。
「1+1」が、3にも4にもなるのがチームワークです。
しかし、チームワークが悪ければ「1+1」が2にもなりません。
管理者が一人で抱え込んだり、スタッフ同士が揚げ足取りをしているなどは論外です。
今回は、チームワークについて考えたいと思います。
チームワークを機能させて、「最高のチーム」を目指しましょう!
それでは、最初に結論です。
最高のチームをつくるには・・・
- スタッフの長所を最大限に引き出す
- 「自分がやらんとあかん!」と思わせる
- トップリーグでやっている感を持つ
- 上司へ気を使わない雰囲気をつくる
それでは詳しく見ていきましょう!
最高のチームをつくるには

介護は、一人ではできません。
チームの力が必要です。
チームワークが機能すれば、利用者さんへ良いケアを提供できます。
「最高のチーム」への道のりも近くなります。
それでは、「最高のチームに欠かせない4つのこと」を見ていきましょう!
スタッフの長所を最大限に引き出す


「スタッフの長所を引き出す」って、どういうことなんでしょうか?

スタッフの「得意なこと・好きなこと・人の役に立つこと」を見つけることです。
この3つが重なると、必ずチームのためになります。

なるほど!
好きなことなら、「どんどんやろう!」と思えます。

「やらされている」と思ってしまうと、力は発揮できませんね。
コミュニケーションが得意な人、作品づくりが得意な人、パソコンが得意な人・・・。
みんなに得意なことを発揮してもらうと、チームは一気に華やかになります。

よ~し!
僕も得意なパソコンで「デイ新聞」作るぞ~!!
スタッフの年齢や経験も大切ですが、時には「抜擢人事」も必要です。
例えば、
パソコン入力が得意な若手スタッフに、重要な作業をお願いする
こともあります。
もちろん、やる気があって他スタッフも納得した上での話ですが…。
こうした「抜擢人事」を行うことで、
「自分も、得意なことを発揮したい!」
とスタッフに思ってもらうことが出来ます。
年齢や経験も大事ですが、やる気や能力によってサプライズ的な役割分担も必要です。
次章では、スタッフに自覚を促す方法について見ていきましょう!
「自分がやらんとあかん!」と思わせる

スタッフを育てる際に一番やってはいけないことは、
管理者やリーダーが、先回りして障害物を取り除いてしまうこと
です。
先に「苦労する原因」を取り除くと、スタッフは成長できません。
最初は失敗したり、時間が掛かったりしても徐々に出来るようになります。
スタッフを信じること、任せることがスタッフを成長させます。

ちなみに、筆者はこの「信じる・任せる」能力を持っていると自負しています。
筆者は凡人ですが、「スタッフを成長させる」ことについては超一流です。
(自分で言ってすみません・・・)
次章では、「スタッフの心の持ち方」についてお話します。
トップリーグでやっている感を持つ


「トップリーグでやっている感」って、どういうことですか?

誰しも「こんな職場・・・」と思うと力を発揮できません。
みんな、自分の職場に誇りを持ちたいと思っています。

では、どうやって誇りを持てばいいのですか?

各部署には、特徴があります。
「売り上げが一番」とか「人員配置が厚い」など・・・。

「デイサービスは売り上げが大きい」とか、グループホームは「利用者さんに対してスタッフの人員配置が厚い」とか、そういうことか・・・。

その特徴を、スタッフにもう一度再認識してもらうんです。
デイは「自分たちは、一番売り上げが多い部署で勤務している」
ホームなら「自分たちは、一番利用者さんに寄り添っている」など・・・。

そうすることで、自分の部署に誇りが持てるんですね!

それが、「トップリーグでやっている感」です。
自分の部署に誇りが持てると、他部署にも敬意が持てます。

他部署への敬意も大切ですよね!
部署間の連携が取れていると、施設の雰囲気もよくなりますね!
それでは、次章で「部署の雰囲気」について見ていきます。
上司へ気を使わない雰囲気をつくる

スタッフが気を使う相手は、利用者さんです。
しかし、中には利用者さんよりも、
「管理者やリーダーに気を使っているケース」
があります。
管理者やリーダーが過度に指示を出すチームによくあります。
こうなってしまうと、誰のための介護か分かりません。

管理者やリーダーは、スタッフを信じなければいけません。
そうすれば、スタッフは必ずいいケアを利用者さんに提供してくれます。
まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、「最高のチームをつくるには」について見てきました。
それでは、本日のおさらいです。
◎最高のチームをつくるには・・・
- スタッフの長所を最大限に引き出す
- 「自分がやらんとあかん!」と思わせる
- トップリーグでやっている感を持つ
- 上司へ気を使わない雰囲気をつくる
介護は、一人ではできません。
チームワークが何よりも大切です。
スタッフが力を最大限に発揮し、「自分たちがやるんだ!」と自覚する。
これだけで、チームは勢いが出ます。
管理者やリーダーは見守り、時々軌道修正すればいいのです。
しかし、中には自分たちではどうしようもない問題もあります。
時には、法人全体で解決しなければならない場合もあるでしょう。
特に今は、パワハラやモラハラが問題になりやすい時代です。
上司へ報告・連絡・相談しながらのトラブル解決がベストです。
やるからには、「最高のチーム」を目指していきましょう!
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。