皆さん、こんにちは。
初任ケアマネの「ぽんてん」と申します。
「在宅系」ケアマネとして、高齢者が自宅で安心して暮らせるお手伝いをしています。
さて突然ですが、こんな風に思ったことはありませんか?

介護や福祉制度は、いつの時代からあるんだろう?
筆者も疑問に思っていたので、調べてみました!
というわけで今回のテーマは、
「古代の介護・福祉」についてです!
今回の記事を読むと、

最古の福祉制度って、誰が指示出したか知ってる?
私、知ってる~!!
と、こんな風になれます(笑)
※答えは「天武天皇」
今回の記事は、こんな人を対象に書かれています。
- 介護について興味がある
- 歴史が好き
歴史が苦手な人も、サラっと読める内容です。
それでは、今回のポイントです。
- 最古の介護や福祉は、「飛鳥時代」
- 仏教の教えによる影響が大きい
- 「税」によって運営されていたり、ボランティアで助け合ったりしていた
それでは、詳しく見ていきましょう!
古代の福祉について

今回は、2つの例について取り上げます。
天武天皇なんて、教科書で見て以来!
という方もおられると思います。
まさにレジェンドですね。
難しいことは一切出てきませんので、最後までお付き合いください。
最古は「古事記」のころ?
まずは、最古の例からご紹介します。
記録が残っているのは、西暦679年(飛鳥時代)です!
天武天皇が出した指示が最古と言われています。

年老いた僧侶たちを救いなさい。
日常の動作が不憫であり、清潔であるべきところも汚れてくる。
信仰の厚い人々を集めて、療養所を建てるのです。
上記のような記録が残されているのです。
古代のロマンを感じますね!
ちなみに、
Q,なぜ僧侶なのか?
A,当時の日本は仏教で国を治めようとしていたから!
仏教のために尽力した僧侶を手厚く救済することは、国を守ることにつながります。
しかし、国が財源負担したのではなさそうですね。
なぜなら、信仰に厚い人を募集し療養所を建てているからです。
あくまでボランティアなのでしょう。

学校の歴史で習ったけど…。天武天皇って?
と思う方も多いでしょう。(私もそうです)
天武天皇について、簡単にまとめてみました。
- 兄は、中大兄皇子(天智天皇)
- 「古事記」編さんを指示した
- 最初に「日本」という国号を定めた
- 「壬申の乱」で政権を奪取した「超実力派」
どうですか?ヤバいですね!
まさにレジェンドです!
大化の改新で有名な中大兄皇子を兄に持ち、古事記を編さんした!
何より、最初に「日本」という国号を定めている!!
古代ロマンを感じませんか?(私はテンション爆上がりです)
次章では、もう一つの例をご紹介します。
天平時代の福祉

では、もう一つの例です。
734年、光明皇后が福祉に関する指示を出しています。
内容は、

薬草を栽培して、貧しく病気に苦しむ人に与えましょう!
天武天皇と同じく、「仏教の教え」に基づいて貧しい人々を救済していますね。
光明皇后は、天平時代に活躍しています。
薬を栽培したり、貧しい人たちを受け入れる施設は「施薬院」や「悲田院」と呼ばれます。
そういえば、日本史で習ったような…

ちなみに「施薬院」の財源は、民の労働によるものでした。
今で言う「税金」と言えるでしょう。
今も昔も、福祉の財源は「税金」なのですね。
天平時代には、「租・庸・調」と呼ばれました。
教科書で習ったな~(笑)
まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、古代の「介護・福祉」について調べてみました。
とても興味深さを感じました。
これからも取り上げていきたいと思っています。
それでは、今回のまとめです。
- 最古の介護や福祉は「飛鳥時代」、天武天皇が始めた
- 仏教の教えによる影響が大きい
- 光明皇后は、「施薬院」や「悲田院」で貧しい人々を救済した
- 「税」によって賄われたり、お互いに助け合ったりしていた
古代も現代も、「福祉の基本」は同じだと感じました。
立場の弱い人、困っている人を助けるのが目的です。
皆が安心して暮らせる社会こそが、本当に豊かな社会であると思います。
私も一人の福祉人として、安心して暮らせる社会のために貢献したいと思います。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
また、お会いしましょう!
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