皆さん、こんにちは。
ケアマネージャーの「ぽんてん」です。
利用者さんの在宅生活を支える仕事をしています。
さて、ここ最近「介護職の賃上げ」がホットワードになっています。
感謝される一方で、まだまだ足りないとの意見も・・・。
そして、介護職の「ワンオペ夜勤の廃止」を求める動きも活発になっています。
この流れを一言でまとめると・・・
「介護職の地位向上」です。
昨日、先輩ケアマネ(ナース)と話していると…
介護職の地位向上が話題になってるね。
私たち看護師は、闘いの中から「現在の地位」を手に入れたのよ!
それを「ニッパチ」闘争といいます。
「ニッパチ!?何ですか?それ!!」
というわけで、
今回のテーマは、これです!
「看護婦は、どのようにして高い地位を手にしたのか?」
※あえて当時のまま「看護婦」と呼んでいます
そして、私たち介護職がこれからどうすべきなのかについても考えます。
介護職の給料や地位向上に興味のある方は、是非ごらんください!
それでは、最初に今回のポイントと結論です。
それでは、詳しく見ていきましょう!
ナースは、どのように高い地位を手にしたのか?
ナースの給料について
看護師さんの給料について、どのようなイメージを持っていますか?
一般には、「高い」イメージだと思います。
年収について調べてみました。
看護師の年収は、全体平均を上回っているんですね!
それに比べると、介護職って・・・
だからこそ、介護職の地位向上が求められているんです!!
次章では、看護師の地位が向上するきっかけについてお話します。
きっかけは「ニッパチ闘争」
1960年代、「看護婦さん」は現在では考えられない劣悪な環境で働いていました。
そこで、1965年「ニッパチ」が制定されます。
ニッパチとは、
「夜勤は2人以上で月8回まで」の意味です。
ところが、その制度は守られることは少なかったようです。
そこで、看護婦たちは立ち上がります。
1968年、新潟でストライキを起こし全国へ拡大します。
そして、「ニッパチ」は全面的に受け入れられたのです。
先輩ケアマネは、当時を次のように振り返っています。
ナースは、労働組合が非常に強いからね。
夜勤スタッフが一人になる場合は、管理者がフォローで入ってたよ。
それだけ「ニッパチ」協定が守られていたんだね!
看護婦さんたちは、自らの手で「地位」を勝ち取ったんですね!
次章では、当時の劣悪な環境について見ていきます。
当時の「看護婦」の労働環境
「ニッパチ」までの労働環境は以下の通りです。
想像するだけでも、相当ハード!ですね・・・。
※あくまでも例であり、すべてが該当するわけではありません
いくら仕事に誇り・やりがいを感じていても、心や身体が悲鳴を上げてしまいます。
次章では、「介護職はどうすべきか」について見ていきます。
介護職の給料アップで高まる議論
賃金9000円アップが「ホットワード」に
現在、介護職の賃金アップが話題になっています。
多くの議論を呼んでいるようです。
とってもいいことですよね!
- 9000円の賃上げはうれしい!
- まだまだ足りてない!
- 財源は、どうするんだ(怒)
- ドライバーやケアマネも上げてくれ! etc・・・
みんな、もっともっと声を上げようではありませんか!
求められるのは「ワンチーム」
看護婦さんたちは、自らの手で地位や環境を手にしました。
私たち介護職にも、「団結」が求められるのではないでしょうか?
愛知県で、「介護職ワンオペ夜勤をなくす運動」が始まっています。
全国に広がれ!
いや、広げよう!!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、「介護職の地位向上」について見てきました。
看護婦さんたちの「闘い」から学ぶものは多かったですね!
これに見習い、私たち介護職も「ワンチーム」で世の中を変えたいですね!
そして、自分たちの地位を確立しましょう!
それでは、今回のハイライトです。
声を上げるのは、勇気もエネルギーも必要です。
大きなことは出来なくても、
職場の仲間に「夜勤ワンオペ無くす運動があるみたいだね」
と、話すだけでもいいと思います。
この記事も、何かのきっかけになればと願っています。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。