また介護職員イジメか?~不安しかない「新しい入浴介助加算」~

いきいき介護職

来年度の介護報酬改定で新たな加算

 

介護スタッフ
介護スタッフ

来年4月の介護報酬改定で、デイサービスに新しい入浴加算が検討されているみたいですね!

 

介護スタッフ
介護スタッフ

デイサービスでは、ほとんどの利用者さんが入浴しています。

じゃあ、事業所の収益は増えるのかな?

 

ぽんてん
ぽんてん

確かに、デイサービスでは多くの利用者さんが入浴しています。

でも、全ての利用者さんから加算が取れるわけではありません

通常の入浴加算を引き下げることが検討されています。

引き下げが行われたら、収益はマイナスになる可能性もあるんです。

 

厚生労働省は、来年4月の介護報酬改定で新しい加算導入を検討しています。

 

その一つが、「通所介護の入浴加算」です。

 

今回の記事を読むと、次のことが分かります。

 

  • 新しい入浴加算について
  • 収益は増えるのか?

 

 

結論から申し上げますと、筆者は「収益が増えるどころか減ってしまうのでは」と考えます。

 

筆者は現在、デイサービスの管理者をしています。

 

現状と照らし合わせながら新しい入浴加算について見ていきたいと思います。

新しい入浴介助加算について

目的

利用者が、なるべく自宅で入浴できるように」を目的として創設されます。

 

現在、自宅で入浴していない利用者さんが対象となりますね。

 

自宅で入浴できるような環境や筋力をつくって行こう!」ということです。

 

内容

まずリハビリ職利用者宅を訪問し、浴室環境を評価します。

 

そして、多職種で「個別入浴介助計画」を作成。

 

計画に基づいて、リハビリなどを実施します。

 

また、リハビリ職は外部連携でもよいことが検討されています。

 

段差を解消したり手すりを設置したりするのは、ケアマネジャーが担当します。

 

 

ぽんてん
ぽんてん

利用者さんも、本当は自宅で入浴したいはず!

この計画は、素晴らしいと思います。

しかし、怖いのは「通常の入浴加算が引き下げられる」可能性です。

引き下げが行われると、収益アップは期待できません

 

次の章では、収益アップが期待できない理由について見ていきましょう!

新しい加算に、不安しかない理由

ぽんてん
ぽんてん

新しい入浴加算の目的は、利用者さんに自立を促すことです。

それは、とても素晴らしいことです。

しかし、現状を考えるとこの加算を活用する人が何人いるか・・・

 

次の章では、新しい入浴加算の不安な点を見ていきます!

利用者さんが自宅で入浴しない理由

そもそも利用者さんは、どうしてデイサービスで入浴するでしょうか?

 

筆者は、デイサービスで管理者をしています。

 

よく聞く理由は、次の通りです。

 

利用者さんが自宅で入浴しない理由ベスト3

  • 入浴中の事故が怖い
  • 介助する家族の負担が大きい
  • 環境設備の問題(浴槽が深い、ボイラーが故障したままetc…)

 

 

特に独居の方は、入浴中に何かあれば・・・」という不安が強いです。

 

次章では、どれくらいの人が自宅での入浴にチャレンジするのかについて考えます!

 

「自宅で入浴にチャレンジ」したい人はどれくらい?

さて、一体どれくらいの利用者さんが、

 

「よし、自宅で入れるように頑張るぞ!」

 

となるのでしょうか?

 

筆者のデイサービスでは、麻痺のある方や独居の方も多く居られます。

 

また、老老介護のご家族にとっても、入浴介助は大変です。

 

設備面では、手すりくらいなら取り付ければOKです。

 

しかし、ボイラーが壊れている家も結構あります。

 

修理してまで入浴にチャレンジする人は多く居ないでしょう。

 

ぽんてん
ぽんてん

上記の通り、自宅で入浴出来ない理由は深刻です。

「筋力が上がったり、環境が整ったから自宅で入浴する!」利用者さんは少ないのではないでしょうか?

筆者のデイサービスでは、よくて1割程度でしょうか…。

  

 

そして、最も怖いのは「通常の入浴加算の引き下げ」です。

 

次章で見ていきましょう!

一番怖いのは、通常の入浴加算の引き下げ

利用者さんに自立を促すのは、とてもよい考えです。

 

それが、介護保険制度の根幹ですから。

 

しかし、通常の入浴加算が引き下げられるなら、「話は別」です。

 

手間暇をかけて計画書を作成し、リハビリを実施しても、

 

トータルの収益下がっとるやないか!(涙)

 

となる可能性があります。

 

結局は、事業所泣かせ・・・となるかもしれません。

 

次章では、結論についてお話します。

 

今回の結論

 

結論① 新しい入浴介助加算には、不安しかない!
結論② 手間ばかり増えてトータル収益はマイナスの可能性も
結論③ そうなれば、介護事業所イジメです(泣)
 

 

最後に

いかがでしたでしょうか?

 

今回は、来年4月に導入が検討されている「新しい入浴介助加算」について見てきました。

 

それでは、今日のおさらいです。

 

  • 新しい入浴介助加算は、「利用者さんに入浴自立を促すもの」
  • 加算の対象人数は少なく、通常の加算が引き下げられたら収益マイナスも

 

 

リハビリ職と計画書を作成し、実行していく

 

しかし、加算対象者はわずか・・・

 

通常の入浴加算が引き下げられれば、収益マイナスさえあり得る。

 

正直、これでは事業所イジメです(涙)

 

厚労省は、デイサービスで大きな額を占める「入浴加算」にメスを入れたかったのでしょうか?

 

ICT化で事務量を下げる一方、手間ばかり掛けさせる

 

そして、加算を取らない事業所は収益マイナス

 

こんなことをいつまで繰り返すのでしょう?

 

コロナ騒動で、加算を通常の介護報酬に組み込むのではなかったのか?

 

最前線で頑張る介護職に、せめてもの恩恵を与えるのではなかったのか?

 

本当にこの内容なら、介護従事者の気持ちを全く無視しています。

 

少々、グチになってしまいました。

 

どうか、4月の介護報酬改定が私たちにとって追い風になりますように・・・。

 

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

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