はじめに
コロナウイルスの影響による非常事態宣言が解除されて1か月と少しが経過しました。
関東をはじめ、再び感染者数が増加しています。
「第2波」とも呼ばれていますが、そもそも「第1波」も収まっていないのではとの意見もあるほどです。
令和2年7月11日現在、デイサービスに勤務する私にとって一番厳しかった時期は「非常事態宣言」が発令されていた期間です。
小学校や中学校、場合によっては保育園までが休業となりました。
結果、スタッフの勤務時間が激減・・・。
デイサービスの利用者さんは増加しており、シフト的には最も厳しい時期でした。
もし「第二波」が来たらどうなるのか。
正直、考えたくないですが、想定はしておく必要があります。
ちなみに、このブログは不安を煽るものではありません。
また「こうすれば安心」という答えも残念ながらありません。
置かれている状況と向き合い、今出来ることをしっかり行い備えようという内容です。
厚生労働省からの通達や、現状を踏まえながら考えていきたいと思います。
介護職員のコロナ感染が報告
千葉県では、介護職員のコロナウイルス感染が報告されました。
同居のご両親も感染されているようです。
県内の高齢者施設で勤務されており、現在濃厚接触者の把握を進めているとのことです。
スタッフが感染したら施設は?
万一、スタッフに感染者が出てしまったら、施設はどのようになるのでしょうか?
今までの事例からすれば、1週間ほどは閉鎖となるでしょう。
小学校でコロナ感染が出てしまった場合の対応を見ると、約1週間の閉鎖となっています。

休業中にどのような事が行われるのか?
スタッフにコロナウイルス感染が見られた場合、以下のことを実施するようです。
- 施設の消毒
- 感染経路の調査
- 濃厚接触者の特定
- PCR検査
よくテレビなどで耳にする内容ですね。
スピード感を持って取り組むことが、感染拡大を最小限に留める唯一の方法と言えます。
1週間後、すべては戻るのか?
コロナウイルス感染が出てしまった場合、1週間施設は閉鎖されます。
では、1週間経てば元通りになるのでしょうか?
もちろん答えは「NO」でしょう。
デイサービスを例に考えてみます。
利用者さんは、施設へ行くことを躊躇するでしょう。
少なくとも1か月くらいは様子を見るのではないでしょうか。
デイサービスであれば、他のところへ移ってしまう方も出てくるでしょう。
スタッフも、子供さんや高齢者と生活している人は、出勤を見合わせるしかありません。
厚生労働省の対策
コロナウイルス感染者が出てしまった場合、施設のスタッフ不足は必定です。
厚生労働省は、
「応援可能な施設からの応援職員派遣」
を対策として公表しています。
人件費や交通費も、国が支援してくれるようです。
また、施設が人員を確保するための費用などの支援もあるとのこと。
国も、様々な対策を講じてくれています。
しかし、利用者離れやスタッフの休暇が長引いた場合、運営自体が危ぶまれます。
社会福祉法人などのように、ある程度母体がしっかりしていれば持ちこたえるかもしれません。
しかし、デイサービスは零細な事業所が多いと言われています。
一度、スタッフや利用者さんにコロナウイルス感染者がでてしまうと経営は非常に厳しいと見るべきと感じます。
最悪の場合は、閉鎖の可能性も大いにあります。
今出来ることをやるしかない
利用者さんやスタッフを守るため、今出来ることを愚直に行うしかありません。
厚生労働省からも励行を指示されているのは以下のことです。
- 手洗い
- 施設や公用車の消毒
- 密を避ける
- マスク着用
- 換気
以前に「密」を避ける取り組みについて取り上げています。


最後に
コロナウイルス感染を避けたいのは、誰も同じです。
迫りくる「第二波」に備えて、どう行動するかについて見てきました。
スタッフも利用者さんも、何処で感染するかなんて分かりません。
神のみぞ知ると言ったところです。
その反面、私たちが今出来ることで防げることも多くあります。
今、一番恐ろしいのは
自分たちの油断
です。
「これくらいいいのではないか」
「どうせ、ウイルスはいないだろう」
今だからこそ、もう一度気を引き締めたいと思います。
ちょっとした油断が、利用者さんやスタッフの人生を大きく変えてしまう。
「あの時、ちゃんと予防していれば・・・」
などと後悔がないよう、
明日からもやるべきことをやっていこうと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。