厚生労働省が発表

今度、介護福祉士の友達が結婚するんです。
名字が変わるから、変更手続きをしなきゃって調べてました。

それは、おめでとうございます!
氏名変更の手続きは、戸籍抄本などの提出が必要です。

そうみたいですね。
令和の時代になっても、手続きは変わりませんね(泣)

しかし、3年後にはデジタル化される予定なんです。

そうなんですか!
どんな風に変わるのですか?

マイナンバーと介護資格をリンクさせます。
なので、協会などに変更資料を出す必要はありません。
それに、スマートフォンで資格証明もできます!

なるほど!
就職のとき、「資格証明書を持ってきて」って言われたもん。
まさに、デジタル化ですね!
3年後が楽しみ!!
こんにちは。
デイサービスで管理者をしている「ぽんてん」と申します。
厚生労働省は令和3年1月、次のように発表しました。
各種資格とマイナンバーを紐づける
そのことにより、手続きなどの効率アップを図る
というものです。
24年度には、開始したいとの方針です。
今回は、各種資格とマイナンバーを紐づけるメリットについて見ていきたいと思います。
それでは、最初に結論からお話します。
・資格とマイナンバーをリンクさせるメリットとは・・・
- 「資格登録や変更の手続き」がオンラインで可能に
- 就職時の資格証明がスマホで出来る
- 医師などの「なりすまし」も防止
それでは、詳しく見ていきましょう!
資格とマイナンバーのリンクについて

厚生労働省は、24年度までに資格とマイナンバーをリンクさせると発表しました。
対象となる資格は、31種です。
以下の通り、主要な資格はリンクする予定です。
◎マイナンバーとリンクする資格
いかがでしょうか?
私たちの身近で活躍する資格は、ほぼ含まれていると思います。
次章では、資格とマイナンバーをリンクさせるメリットを見ていきます!
メリットについて
資格とマイナンバーをリンクさせるメリットは、次の3つです。
紙ベースからの脱却

介護福祉士やケアマネジャーに合格した時、戸籍抄本などの書類が必要です。
また、結婚などで姓が変わるときも同じです。
窓口に書類を持参したり、郵送したりしていました。
しかし、マイナンバーと資格がリンクすればオンラインでの手続きが可能になります。
戸籍抄本を発行してもらい郵送する作業は不要です。
つまり、
ペーパーレス化が実現する!
ということになります。
手続きが、オンラインで簡単にできてしまう!
私たちは、まさに「歴史の変わり目」に立っているのですね!
就職や転職時の資格証明もかんたん

資格証明が簡単にできるって、どういうことですか?

就職や転職時、資格証明書を職場へ持参したことはありませんか?

あ!採用の時に言われました!
資格証を額に入れてて、そのまま持って行ったんです!
かさばって大変でした・・・。

資格証とマイナンバーがリンクすれば、持参する必要がありません。
スマートフォンやPCで表示させることが出来ますから。

なるほど!
スマホで資格証明できるなんて、なんだかカッコイイですね!

まさに「歴史の転換点」ですね。
政府が目指す「デジタル化」、もっともっと進んでほしいですね!
次章では、「なりすまし防止」について見ていきましょう!
医師などへのなりすましも不可能に

無免許の人間が医師を語り、治療を行って多額の利益を得ていた…。
「医師のなりすまし」は、ニュースなどでよく耳にします。
手口は、身分証明書の偽造などです。
「なりすまし詐欺」は、
身分証明を確実に行うことで防ぐことができます。
資格とマイナンバーがリンクすれば、どんな資格を持っているか一目瞭然です。
「医師なりすまし」のような詐欺も、防ぐことができます。
まとめ

いかがでしょうか?
今回は、各種資格とマイナンバーをリンクするメリットについて見てきました。
それでは、今日のおさらいです。
・資格とマイナンバーをリンクさせるメリットとは・・・
- 「資格登録や変更の手続き」がオンラインで可能に
- 就職時の資格証明がスマホで出来る
- 医師などの「なりすまし」も防止
資格取得や就職時に、戸籍抄本や資格証明を提出する作業・・・。
これは、百年以上続いていることです。
(第1号医師免許発行は、明治時代とのこと)
それが、スマホやPCで瞬時に行える・・・。
これは、まさに「歴史のターニングポイント」と言えます。
介護は、紙を大量に消費する業界です。
今回の資格だけでなく、業務における「ペーパーレス化」が進むことを願います。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。