はじめに
新型コロナウイルスの影響により、介護の形も変化しています。
スタッフや利用者さんの健康管理、レクリエーション、ボランティアさんの受け入れ、担当者会議など・・・。
数えれば、きりがありません。
オンライン担当者会議も、その一つです。
今まで、ご家族やスタッフが「同じ場所に」集合して会議をしていました。
しかし、コロナウイルスの影響でオンライン会議が活用されています。
現在、このオンライン会議をコロナ収束後にも恒久化しようとする動きがあります。
時代は、常に動いています。

今回は介護現場の現状を踏まえながら、最新のニュースを見ていきたいと思います。一緒に、学んでいきましょう!
今回取り上げるのは、介護の最新ニュース3つです。
- コロナ禍のICT特例恒久化が検討されている
- PCR検査、介護職8割強が「メンタルに有効」
- 高齢者の発熱難民を救え!
この記事を読むと、「介護のいま」が分かります。
それでは、詳しく見て行きたいと思います。
最新「介護ニュース」3つについて
コロナ禍のICT特例、恒久化を検討


まずは、「ICT活用」についてのニュースです。
「ICT」とは、「ITを使用しコミュニケーションを行うこと」です。
介護では、「オンラインを使用した会議や面会」が当てはまります。
オンラインを使用すると、次のメリットがあります。
- 一つの場所に集まらなくてよい(移動の時間がゼロ)
- 感染症のリスクがない
- 災害時にも対応しやすい
当初は、オンラインの使用はコロナ禍での苦し紛れの策だったかもしれません。
しかし、そのメリットは大きく、
「今だけでなく、これからもオンラインを活用していこう!」
という動きが加速しています。
そうなると、次のように形が変わるかもしれません。
- サービス担当者会議がオンラインで行われる
- ケアマネジャーが月1回訪問するのもオンラインで
- 加算要件の多職種会議もオンラインで
ただ、「サービスの低下」を心配する声もあります。
私は、積極的にオンラインを活用するべきと思います。
家族さんが利用者さんに、オンライン環境を提供できればベストです。
担当者会議については、ケアマネジャーや担当者は事務所から参加できます。
利用者さんにオンライン環境が無い場合は、ケアマネジャーが訪問し「ホスト」としてオンラインで会議をすればいいと思います。
担当者が、事務所に居ながら会議に参加できるのは大きなメリットがあります。

ご家族さんが遠方に居られるケースでも、手軽に担当者会議が開けます。
ぜひ、「ICT活用の恒久化」を実現したいですね。
PCR検査、介護職8割強が「メンタルに有効」

介護職の労働組合「日本介護クラフトユニオン」は、新型コロナウイルスのPCR検査に関する緊急アンケートの結果を公表しました。
アンケートで、介護職員の不安について次のことが分かりました。

私たち介護職員は、「自分がウイルスを媒介してしまうこと」に強い不安を持っています・・・。

自分自身が感染してしまう不安もあります・・・。
その不安を取り除くために、「PCR検査」が有効であるとする意見が87.5%に上りました。
コロナ禍で経済活動を行っている今、いつどこからウイルスが流入するか分かりません。
現在、身の回りでコロナウイルス感染者が出た場合、濃厚接触でなければ2週間の自宅謹慎を求められるケースが多いです。
2週間の離脱は、職場にとって大打撃です。
PCR検査を実施し、陰性なら翌日から職場復帰できます。

介護職への定期的なPCR検査を実施するなどの、積極的な方針を国に期待します。
高齢者の発熱難民を救え!

私は先日、グループホームで次の様なことを経験しました。
利用者さんが発熱し、病院に電話しました。
しかし、病院の対応は・・・

発熱のある方は受診できません。2~3日様子を見てください。
それから3日経過し、受診して薬を貰ったのですが「待っている期間」は不安でした。
これから、インフルエンザ流行の季節です。
そこで、国は以下のことを呼びかけています。
- 発熱したら、まずかかりつけ医へ相談
- 高齢者は、早めのインフルエンザワクチンを接種する(10月より)
発熱難民を無くすため、まずはかかりつけ医へ相談することが推奨されています。
「受入れが難しければ、他の病院を紹介するシステム」を採用しています。
また、インフルエンザ予防接種については、10月の接種を呼びかけています。

ワクチン接種など、早め早めの対策が重要です!
日常から医療機関との連携を深め、「発熱難民」を無くしたいですね!
まとめ


いかがでしたでしょうか?
今回は、介護の現状を踏まえて最新のニュースを見てきました。
やはり、インフルエンザは脅威ですよね。
早めに対策をしましょう!
今回取り上げたニュースは3つ。
- コロナ禍のICT特例恒久化が検討されている
- PCR検査、介護職8割強が「メンタルに有効」
- 高齢者の発熱難民を救え!
コロナ禍において、介護の形も変化しつつあります。
離れていてもコミュニケーションがとれる「ICT」は今後も活用するべきです。
私もデイサービス事業者として担当者会議に参加しています。
利用者さん自宅との「行き来の時間」が短縮できれば生産性は向上します。
まさに「どこでもドア」の世界です。
また、「PCR検査」を身近なものにし、介護職員の不安を取り除くことは重要です。
国には、迅速な対応を望みます。
これからインフルエンザの流行時期です。
早め早めの対策で、戸惑いのないように準備をしたいですね。

私たち介護職が健康でなければ、利用者さんを守れません。
自分自身の健康もしっかり守りましょう!
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。