はじめに
皆さんは、何のために介護の仕事をしていますか?
「利用者さんの笑顔が見たいから」
「人の役に立ちたいから」
など、人それぞれだと思います。
「他人に評価されるために、仕事をしているのではない」という人も多いと思います。
評価を気にしない考え方に反対するつもりはありませんが、人の目を全く気にしないというのも難しい話です。
同じやるなら、高く評価されたいと思っている人も多く居られるはずです。
介護という世界は、個人の実績が数値化されることはありません。
よって、「どういうところで評価されるか」が難しい業種とも言えます。
では、どうすれば評価されるのか?
何となく分かっていても、言葉にするのが難しい・・・。
そんな風に思ったことはありませんか?
この記事は、「介護の仕事で評価されるポイントについて知りたい」と思っている人を対象に書かれています。
私は現在、デイサービスで管理者として勤務しています。
まだまだ勉強中ですが、皆さんと一緒に考えていければと思っています。
この記事を読むと、次の事が分かります。
- 介護職で評価される5つの行動について
結論は以下の通りです。
- シフトを気にしてくれる
- 役割を一生懸命にこなしてくれる
- 後輩の面倒見がいい
- 言葉遣いが上手
- 報告を適切にしてくれる
それでは、詳しく見て行きたいと思います。
介護職で評価される5つの行動について
シフトを気にしてくれる
管理者やリーダーにとって、シフトを気にしてくれるスタッフさんは大変ありがたい存在です。
スタッフ人数が少ない日や、体調不良のスタッフが出た場合など・・・。
仮に出勤出来なかったとしても、心配してくれるだけでも嬉しいものです。
「ひとりじゃない!」と感じる瞬間です。
役割を一生懸命やってくれる
介護職には、多くの役割があります。
レクリエーションや新聞発行、送迎作成など。
未経験の業務であっても、積極的にチャレンジしてくれるスタッフは好感が持てます。
新聞やイベントなど、自由度が高い役割については、あらかじめ管理者などと相談して方向性を決めておくのも良いと思います。
一人で抱え込まず、皆に相談しながら仕事を進めていけるスタッフは、コミュニケーション能力の面でも優れていると言えるでしょう。
また、相談を受けた上司は必ず親身になって聴いてあげるべきです。
間違っても、「自分で考えて」などと突き放してはいけません。
私の尊敬する松岡修造さんは、子供たちにテニスの指導をする時、細かい技術を全部言ってから「あとは自分で考えろ!」と言います。
「考えろ」と言うよりも、「頭の中を整理しなさい」といった感じでしょうか。
道筋を示してから、自分で考えてもらうのですね。
私は、この教育方法がとても好きです。
後輩の面倒見がいい
もったいない話なのですが、「仕事が出来る人=後輩の面倒見がいい人」の図式は当てはまりません。
私の経験では、仕事の出来る人ほど後輩に厳しい面があるように思えます。
仕事の出来る人は、自分が覚えが良い分だけ、他人にも同じスピードを求めてしまうのかもしれません。
もちろん、厳しさは必要です。
同じ失敗を繰り返した時や利用者さんへ危険が及ぶ時は、厳しさを示す必要があります。
しかし、新人が委縮してしまうほどの厳しさは必要ないと私は考えます。
言葉遣いが上手
介護は、人と人との関係性が重要です。
利用者さんへの言葉遣い、スタッフ間の言葉遣い、どちらも大切です。
他人行儀になる必要はありませんが、メリハリをつける事が必要です。
誰かが不快に思うような言葉遣いは慎まなければなりません。
報告を適切にしてくれる
どの業界でも、「報告・連絡・相談」は必要不可欠です。
介護の世界では、とりわけ重要であると言えます。
「高く評価される」ためには、内容・タイミングともに適切であることが必要です。
自分が重要だと思うことを即座に報告するのがいいでしょう。
更にもう一段階レベルを上げるならば、「その上司がいつも聴いてくる内容」を先に報告することです。
「上司がどのような事を知りたいか」を意識しておくことは、今だけでなく将来必ず役に立つと思います。
その考え方は、仕事以外でも共通するからです。
ゴマをするとか、必要以上にペコペコする必要は全くありません。
「相手の気持ちを考えながら行動する」ことは、自分の為にもなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、介護職で評価される5つの行動についてお話しました。
私たちは、人に評価される為に仕事をするのではありません。
ましてや管理者やリーダーの目ばかりを気にしていても、良いケアが出来る訳はありません。
しかし、チームで動く以上、評価を無視することが出来ないのも事実です。
チームの一員として、「どのように動けば評価されるか」を考えることは決して悪いことではないと考えます。
「介護職で評価される5つの行動」は次の通りです。
- シフトを気にしてくれる
- 役割を一生懸命にこなしてくれる
- 後輩の面倒見がいい
- 言葉遣いが上手
- 報告を適切にしてくれる
評価を気にするも、気にしないも個人の自由です。
しかし、上司やスタッフの顔だけ見るのも、利用者さんだけ見るのも偏りは避けたいですね。
何事も「ほどほど」が大切なのかもしれません。
皆が適度に「人の事を考えて」行動できる組織を目指したいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。