小規模デイの難しさと生き残り術~介護事業の倒産が過去最高~

いきいき介護職
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介護事業者の休廃業が過去最高

 

ぽんてん
ぽんてん

東京商工リサーチは、介護事業者の休廃業過去最高ペースであると発表しました。

小規模な事業所訪問介護部倒産が多いとの調査結果です。

 

介護報酬が厳しい上に、コロナウイルスの影響が大きいと考えられます。

 

利用控えや、必要経費の増加が経営を圧迫しています。

 

今回は、「なぜ小規模デイの経営が難しいのか」について考えたいと思います。

 

ぽんてん
ぽんてん

私の勤務する法人には、大型デイ・小規模デイ・訪問介護部があります。

管理者と施設長を兼務していますので、現状は把握しているつもりです。

実情に照らしながら、どうやって生き残っていくかについても考えてみたいと思います。

 

この記事を読むと、小規模デイ経営の難しさと生き残るためにすべきことが分かります。

 

では、まず結論からです。

 

小規模デイの経営が難しい理由

  • 稼働率の維持が難しいから
  • 人員コストの比重が大きくなるから
  • 個性を出しやすいが、ライバルも多い

 

生き残るために

  • 法人の体力が大事
  • 人を大切にして個性を出していく
  • 管理者やリーダーが良い人材であること

 

 

それでは、詳しく見て行きたいと思います。

小規模デイの経営が難しい理由

現在、小規模事業所の倒産や休業過去最高ペースであると言われています。

 

コロナウイルスによる、利用控え消毒などのコスト増大が大きな原因です。

 

しかし、小規模デイが持つ特徴にも原因があります。

 

筆者は、小規模デイと大規模デイの管理者をしています。

 

筆者の経験から小規模デイの経営が難しい理由を考えてみたいと思います。

 

次章から、具体的な原因を見て行きましょう。

稼働率の維持が難しい

 

ぽんてん
ぽんてん

稼働率は、定員に対して実際にどれくらい利用があったかを示す数値です。

例えば、定員12名で12名利用なら100%。6名なら50%です。

計算方法は、「利用者数÷定員×100=」です。

 

 

デイサービスなどの施設では、必ずこの稼働率が重要視されます。

 

一般に、90%以上あれば非常に優秀とされます。

 

ちなみに、筆者のデイサービスでは大型デイは90%、小規模デイで85%くらいです。

 

前置きが長くなりましたが、大規模デイに比べて小規模デイは稼働率の維持が難しいです。

  

利用者に1人お休みがでると、グッと稼働率は下がってしまいます。

 

12名定員のデイだと、1人休む稼働率は約8%下がります。

 

38名定員のデイだと、約3%です。(計算式は上記の通りです)

 

ぽんてん
ぽんてん

ただでさえ、小規模デイは稼働率の維持難しいです。

加えて、コロナによる利用控え

休廃業する事業所が多いのも、納得できます。

 

 

次の章では、人員コストについて考えて行きます。

人員コストの比重が大きい

小規模デイは、「利用者さんとの細やかな関わり」が可能です。

 

大規模デイに比べて、利用者さんに対するスタッフ数が多いからです。

 

ケアの面から見ると、メリットであると言えます。

 

しかし、経営の面では「人員コストが高い」というデメリットになります。

 

ぽんてん
ぽんてん

小規模デイは、稼働率80%を下回ると経営的に厳しいです。

コロナによる利用控えで、利益を出すことが余計に難しくなります。

倒産や休業に追い込まれる理由です。

 

 

次章では、事業所の個性やライバルについて見ていきます。

個性を出しやすいがライバルも多い

ぽんてん
ぽんてん

これからは、事業所の個性「ウリ」が必要です。

「ウリ」のないデイサービスは、淘汰されてしまいます。

小規模デイは、特化しやすいですがライバルも多いです。

 

小規模デイの特徴として、「何かに特化」していることが挙げられます。

 

認知症対応型、機能訓練、医療対応型など様々です。

 

柔道整復師が居て、マッサージしてくれるのが「ウリ」というデイもあります。

 

その反面、ライバルが多いというのも事実です。

 

ライバルとの戦いの中で、設備のリニューアルや優秀な人材の確保が必要です。

 

設備や人材にどこまで投資できるかが焦点になってきます。

 

運営法人には、一定の体力が必要になってきます。

 

小規模法人が、度重なるリニューアルや給料の高いスペシャリストを雇用し続けることは難しいのかもしれません。

 

加えて、介護報酬の引き下げが大きく影を落としていると言えるでしょう。

 

次章では、生き残っていくために必要なことを考えます。

生き残っていくには・・・

介護業界は、あと20年はピークが続きます。

 

しかし、コロナウイルスにより倒産してしまう事業所もあります。

 

では、実際に生き残るためにはどうすればいいのでしょうか。

 

「法人の体力」が必要

身も蓋もありませんが、「法人の体力」つまり資本が必要です。

 

ライバルとの競争に勝つには、設備投資も必要です。

 

また、優秀な人材を抱える必要があります。

 

それらを可能にするだけの「体力=資本」が必要です。

 

人を大切にして個性を出していく

スタッフを大切にすることが、組織を強くします。

 

研修や介護職員処遇改善加算など、「ここで働いてよかった」と思えるような待遇が必要です。

 

スタッフが活き活きと仕事をすれば、必ず事業所の個性も磨かれます。

 

 

管理職やリーダーに良い人材を登用する

チームの良し悪しは、管理者やリーダーで9割が決まります。

 

この人選を誤れば、スタッフは辞め利用者さんは減少します。

 

スタッフが「付いていきたい」「一緒に働きたい」と思える人材が管理者やリーダーになるべきです。

 

筆者も管理者をしています。

 

自分の能力が高い低いではなく、人を大切にすることを心掛けています。

 

それは、管理者として最低限のルールだと思います。

 

 

 

  

最後に

いかがでしたでしょうか?

 

今回は、小規模デイの経営が難しい理由生き残るためにどうすればいいかについて考えてきました。

 

それでは、おさらいです。

 

小規模デイの経営が難しい理由

  • 稼働率の維持が難しいから
  • 人員コストの比重が大きくなるから
  • 個性を出しやすいが、ライバルも多い

 

生き残るために

  • 法人の体力が大事
  • 人を大切にして個性を出していく
  • 管理者やリーダーが良い人材であること

  

 

小規模デイは、認知症や機能訓練などに「特化」しやすい特徴があります。

 

その反面、収益性大型デイに劣る面があります。

 

そのデメリットを克服するには、スタッフを大切にして「強い組織」を作るしかありません。

 

法人も「人」です。

 

「お金」「性格」も大切です。

 

どちらも身に付けて、最強のチームを目指していきましょう。

 

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

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