はじめに
いつも、ご覧いただきありがとうございます。
デイサービスで管理者をしております「ぽんてん」と申します。
前回に引き続き、納涼企画として「本当にあった怖い話」をお送りしたいと思います。
「怖い話」と言っても、深夜に起きるものではありません。
「ケアマネさんからのむちゃぶり」についてです。
今までに私が体験した、「ケアマネさんとの驚くべきやり取り」についてお話します。
念のために申し上げますが、私はケアマネジャーさんに対して敬意を持っています。
私も、「いつの日かケアマネジャーとして活躍したい!」気持ちも持っています。
今回の話は、笑い話として軽くお読み頂ければ嬉しいです。
ご了承下さい。
今回お話するのは、次の4つです。
- 看護サマリー1枚で、新規利用開始事件
- 時間配分の概念ないんですか?事件
- 意地でも送り出し入れないよ事件
- 涙の「介護保険負担割合証」事件
ケアマネさんからの「むちゃぶり」4つ
看護サマリー1枚で、新規利用開始事件

事件は、デイサービスで起こりました。
あるケアマネさんから、次のような電話がありました。

来週退院される方が、デイサービスを希望されています。情報は、これだけです。(看護サマリー)

それでは、担当者会議をお願いします。

ご家族の都合がわるく、担当者会議はできません。送迎時に早めに行って、状態を聴いてください。

は、はあ・・・。
結局、ケアマネさんから渡されたのは「看護サマリー」たった1枚でした。
ご家族の都合がわるく、担当者会議が出来ません。
仕方なく、私はご家族さんに電話をして詳細をお聞きしました。
医療処置が必要な方でしたので、事前に連絡しておいて正解でした。
ケアマネさんは、「送迎時に聴いて」と言っていましたが・・・(汗)
後日、ケアマネなしで訪問しきちんとアセスメントして契約しました。
とても良いご家族さんでした。
これが、OODAなのか?
介護では、いわゆる「PDCA」の流れでケアを進めると言われています。
「PDCA」とは「Plan(計画)、Do(実行)、Check(振り返り)、Action(改善)」です。
この流れにより、最善の結果を導くという考え方です。
しかし、「PDCAは時代遅れ!」という考えもあります。
これからは、「OODA(ウーダ)の時代だ!」という人が居ます。
「OODA」とはObserve(観察する)、Orient(仮説立案と方向づけ)、Decide(意思決定)、Act(行動)の4段階でマネジメントを行います。
PDCAと比較すると、計画を必要としません。よって、よりスピード感を持ち対応できると言われています。
では、今回のケアマネさんは「OODA」を活用したのか?
答えは当然「NO」です。
いきなり「A(行動)」から始まっとるがな!
っていうか、「A(行動)」しかないやん!!
というオチでした。(これが言いたくてOODAを持ちだしました・・・。)
時間配分の概念ないんですか?事件

今回も、事件はデイサービスで起こります。

新規の方で、デイサービスを利用したい方が居られます。担当者会議をお願いします。

ありがとうございます。それでは、デイの車で一緒に行きましょう。
利用者さんのご自宅へ到着。
ケアマネさんも、まだ契約を交わしていなかった様子。
ケアマネさんが、世間話を交えながら「ゆっくりのんびり」契約を交わす。
そして、いよいよデイサービスの説明のはずが・・・。

それでは、デイサービスの説明をさせて頂きます。私共のデイサービスでは・・・

ごめんなさい!!もう時間がないんです!次の訪問を約束してて・・・。

ぐはっ・・・!?
あ、あれだけ「ゆっくりのんびり」説明しておいて・・・。世間話までして・・・。
時間配分の概念ないんかい!
そして、なぜ同じ車で来たんや・・・・。(誘ったん俺やけど)
その後、大急ぎで説明しました。
そして、事務所に戻りフォローの電話を入れました。
結果、何とか無事にサービス開始となりました・・・。
よかった、よかった・・・のか?
ご家族さま、本当にごめんなさい。
ケアは、ちゃんと丁寧にしますから許してください・・・(涙)
意地でも?送り出しは入れないよ事件

ある利用者さんのお話です。
デイサービスのお迎えに上がると、肌着で「草むしり」をされているんです。
当然、着替えて出発するために15分は要します。

お迎えに時間が掛かります。送り出しのヘルパーさんを入れて下さい。

限度額がギリギリなんですよね~。お迎えの前に、電話をして下さい。様子を見ましょう。

分かりました。
それから、お迎えに行く前に電話をしました。
その利用者さんは、耳が聞こえにくく補聴器を使用しています。
補聴器を付けている時は、電話に出てくれます。
しかし、付けていなければ電話に気付きません。
3回に1回くらいは電話に出てられず、お迎えに15分くらい要してしまいます。
とても微妙なラインです。
まだ、送り出しのヘルパーが入る予定はありません。
涙の「介護保険負担割合証」事件

「介護保険負担割合証」とは、市役所などから利用者さんへ送られてくる書類です。
基本は、一年に一度発行されます。
利用者さんが、利用料金の何割を負担するかを示すものです。
事業所は、その書類のコピーを全員分もらわなければなりません。
例年、自社ケアマネが自分の担当利用者分を集めていました。
私たちは、他社のケアマネ分だけ集めれば良かったのです。
ところが突然、自社ケアマネが・・・

今年から、デイサービスさんに書類を集めてもらおうと思います。それぞれのケアマネへコピー送ってくださいね!
(注意)ここからは、私の心の声です・・・。
うちには、100名以上の利用者さんが居るんじゃ~(涙)
なぜ、デイサービスがケアマネへコピー送らないといけないんじゃあ(涙)
あんたら毎月、利用者訪問するんじゃろうが~(涙)
あべこべやろうが~(涙)
以上、心の声でした。
結局は、集めたんですけどね…。
でも、独居で伝わりにくい方などについては、ケアマネさんが対応してくれました。
ありがとうございます!
でも当たり前か・・・
まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、「本当にあった怖い話4つ~ケアマネさんのむちゃぶり編2~」をお送りしました。
冒頭でもお話しましたが、私はケアマネジャーさんへ敬意を持っています。
いつか、自分もケアマネジャーとして活躍したいとも思っています。
今回お話したのは、次の4つです。
- 看護サマリー1枚で、新規利用開始事件
- 時間配分の概念ないんですか?事件
- 意地でも送り出し入れないよ事件
- 涙の「介護保険負担割合証」事件
今回は、ケアマネジャーについてお話しました。
どのエピソードを見ても、多忙ゆえのどうしようもない判断だったのだと思います。
当然私たちデイサービスも至らない点が多々あります。
この記事を書いて改めて感じたのは、みんな一生懸命だということです。
大切なことは、お互いを思いやり利用者さんのために協力することです。
「ワンチーム」で、利用者さんのために動きたいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。