
あ~。
嬉しいんやけど、なんか緊張するわ~。

どうしたの?
なんかあった?

うちの部署、今週から新人スタッフが加入してくれたんや。
しかも2名!

よかったね~!
しかも、新卒スタッフらしいね。

うん。
2人とも真面目で、いい子なんや。
でも、どうやって教えたらいいか迷ってしまって。

そうだよね。
新人教育は、何回やっても難しいよね。

マニュアル通りにいかない事も多いしなあ。
やっぱり緊張するなあ。
みなさん、こんにちは。
デイサービスで管理者をしている「ぽんてん」と申します。
今回のテーマは、「新人教育」です。
新人スタッフが加入してくれるのは、とてもありがたいことです!
筆者の施設には、この4月から2名の新卒者が加入してくれました。
まさに「介護界の宝」です。
筆者は、これまでにも新卒者の受入れをしてきました。
皆、いまや一人前に育ってくれています。
でも正直に言うと、
「もっと、ここの部分をしっかり教えてあげればよかったな~」
と思うことがあります。
もちろん、今も教えるのですがなかなか難しいのです。
やはり最初が肝心ですよね。
そこで今回は、
「筆者が新人スタッフを受入れる時に注意していること」
についてお話したいと思います。
新人教育について関心がある方や、新人スタッフの方にもお読み頂きたいと思います。
それでは、今回のポイントです。
- 受入れる側が落ち着いている
- 聴きやすい雰囲気
- 適切なタイミング
- 法人を好きになってもらう
- 敬語・マナーについては気長に行う(あきらめない)
それでは、詳しく見ていきましょう!
しっかり見ている、ひとりにさせない

新人スタッフは、希望に燃えて入職します。
しかし、多くの不安を抱えています。

自分は、介護に向いているのかな?
ちゃんと仕事できるかなあ・・・。
どんな仕事もそうですが、介護に「これでOK」なんて答えはありません。
私たち皆、毎日答えを探し続けています。(きっと見つかることはないでしょう)
筆者は、新人スタッフに「答えなんてない」と伝えています。
「答えが見つからなくてもいい。不安になっても大丈夫。ひとりにはさせない。」
少し恥ずかしいですが、こう伝えることにしています。
次章では、「新人スタッフ受入れで注意していること」について見ていきます。
新人スタッフ受入れで注意していること

「筆者が新人スタッフ受入れで注意していること」
についてお話したいと思います。
受け入れる側が落ちついている
まずは、受入れる側の体制についてです。
新人教育は、「特に初日・最初の1週間」が重要です。
受入れる側がバタバタしていて、質問もロクにできない・・・

この施設だいじょうぶかな?
忙しすぎて、放っておかれてる・・・。
思ってたのと違う~(泣)
どの施設も慎重に受け入れると思うので、こんなことは無いでしょう・・・。
しかし、仮にそう思われては施設の魅力は半減します。
特に受入れから一週間程度は、人員を厚めにするべきですね。
聴きやすい雰囲気

「受入れる側の笑顔」
この一言につきます。
教育担当者を決めたり、夕方に一日の振り返りを行います。
最も重要なのは、スタッフ全員が笑顔で見守ることです。
先輩スタッフが笑顔でないのに、新人スタッフに笑顔を求めることはできません。
まずは、自分が素晴らしいプレイヤーでなければ新人スタッフは付いてきません。
適切なタイミング
重要なのは、アドバイスを送るタイミングです。
新人スタッフをしっかり見ていないと、適切なタイミングでのアドバイスはできません。
新人スタッフの最初の仕事は、コミュニケーションや整容(入浴後のドライヤー)です。

多くの新人スタッフは、コミュニケーションで悩みます。
新人が困っている時に適切なアドバイスをするには、しっかり見ておくことが重要ですね。

ドライヤーは、単純な作業です。
しかし、まずは先輩がお手本を見せるべきでしょう。
乾き具合にムラがあったり、不快な思いをさせてしまうかもしれません。
法人を好きになってもらう

新人スタッフに、
「ここに来てよかった」
と思ってもらうことが大切です。
そのためには、スタッフが大切にしていることに共感してもらう必要があります。
法人の理念や、部署の目標をしっかり説明しましょう。
そうすることで、「ここで頑張りたい」と思ってもらえるはずです。

筆者の部署には「約束ごと」があります。
例えば、「仕事を通じて自己実現を追求する」や「一度決められたことは、廃止されない限り継続する」などです。
どの施設でも、「ブレない約束」を共有することは重要ですね!
敬語、マナーは繰り返し厳しめに

最初は気を付けていたけど、徐々に言葉遣いが荒くなってくる・・・。
これは、誰にでもあることです。
筆者の施設でも、利用者さんや先輩スタッフに「タメ口」で話す人がいます。
注意すると敬語になるのですが、翌日には元通りに・・・。
「新人時代に、もっとしっかり教育すればよかった・・・」
そう後悔することも時々あります。
これは全スタッフに言えることですが、
言葉遣いやマナーについては、気長に何度も注意していく
これに尽きます。

言葉遣いやマナーには、その人の歴史・習慣が現れています。
習慣を変えるのには、相応の時間が必要です。
気をなが~く持ち、自分も一緒に直していきましょう!
「完ぺきな人」など居ないのですから!
まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、
「筆者が新人スタッフを受入れる時に注意していること」
についてお話しました。
それでは、今回のポイントです。
- 受入れる側が落ち着いている
- 聴きやすい雰囲気
- 適切なタイミング
- 法人を好きになってもらう
- 敬語・マナーについては気長に行う(あきらめない)
新人スタッフは、多くの不安を抱えているものです。
先輩スタッフが、「一緒に悩んで一緒に進んでいく」ことが必要です。
そのことを、しっかり伝えましょう。
新人スタッフ教育は、特に最初の1週間が大切です。
人員をいつもより厚くし、しっかり受入れたいですね。
また、受入れる側の笑顔も大切です。
まずは、先輩スタッフが笑顔の見本になりましょう。
そして、法人や施設のファンになってもらうのも大事です。
理念や目標を、しっかり共有しましょう。
最後に、利用者さんや先輩に対する言葉遣いやマナーも大切です。
言葉遣いやマナーは、その人が生きてきた歴史とも言えます。
簡単に直せるものではないかもしれません。
しかし、気長に教育していくのが先輩スタッフの役割です。
最初にしっかり教育できなければ、
「出来なくても、まあいっか」
になってしまいます。
本人の為にも、しっかり教育したいですね。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。