みなさん、こんにちは。
ケアマネージャーの「ぽんてん」と申します。
利用者さんの在宅生活を支える仕事をしています。
それでは、介護の話をしたいと思います。
今回のテーマは、
「ブラックと言われてもしかたない！？～身近な介護施設について聞いたこと～」
です。
先日、新スタッフの採用面接に立ち会いました。
そのスタッフさんは、ある介護施設を退職し今回の面接を受けています。
その施設は、私の地域ではビックネームで優良なイメージです。
ところが、どうも施設とケンカ別れしたみたいなのです。
新スタッフさんは、施設の悪口は一切言いません。
ただ一言、
前の施設を退職したのは、僕に我慢が足りなかったのです。
私は何があったかまでは、聞きませんでした。
信頼出来る人であると感じたので、採用となりました。
そして数日後・・・
偶然、新スタッフさんが勤務していた施設の方とお話しする機会があったのです。
（以前から交流があり、親しくさせてもらっています）
新スタッフのことは一切話しませんでしたが、
施設の内情について聴いてみると、すごく詳しく教えてくれました（汗）
衝撃的でした。
地域では優良と思っていた施設なだけに…
以下は、聞いた内容です。
- 定刻の1時間以上前に出勤し、申し送り事項を確認しなければならない（時間外手当なし）
- サービス残業１時間は当たり前
- ペーパーレス化しているが、使用するのに手間が掛かりすぎている
- どの部署も人手不足であり、たらい回しのような異動が行われている
- 退職を願い出ても、何回も面接を行わなければならず１年以上かかる
その施設は、規模が大きくスタッフも多いです。
このようなことが真実だとすれば、ブラック企業と言われても仕方ありません。
私は調査するつもりも、施設の悪口を言うつもりもありません。
それだけ、介護施設は本当に厳しい状況に追い込まれているのです。
そして、それは決して他人事ではありません。
介護に関わる人、行政も含めて全員で考えていくべきです。
今回のブログでも、我々介護職はどうすべきかについても考えたいと思います。
ぜひ、最後までご覧ください。
それでは、詳しく見ていきましょう！
ある介護施設の衝撃的な現状
労働環境として厳しい現実
私が聞いた、ある施設の「厳しい現状」は次の通りです。
これが本当なら、スタッフの負担は相当大きいですよね。
（右側に推測される原因を書いています）
介護業界が抱える課題が浮き彫りになっていると感じませんか？
施設は努力して、ペーパレス化を導入しています。
しかし機器の台数が少ないのか、スタッフの使用技術が追いついていないのか・・・
かえって時間が掛かり、スタッフの負担が増しているようです。
次章では、原因について考えます。
人手不足が最大の原因？
やはり、全ての原因は「人手不足」ですね。
サービス残業や、たらい回しのような人事異動・・・。
そして、退職を願い出ても１年以上かかる。
どっから見ても「ブラック」としか言いようがありません。
次章では、解決方法について考えてみます。
解決できる？
では、施設の運営が悪いのでしょうか？
私は、決してそんなことはないと思います。
介護が魅力ある仕事であれば、ここまで追い込まれることはなかったでしょう！
みんな笑顔で働きたいんです。
給料だけの問題でもない。
それができないのは、介護職の地位が低いままだからと思います。
牛丼屋さんの夜勤ワンオペは禁止されても、介護の夜勤ワンオペは継続されている。
介護報酬は低いままで、利益を上げることも出来ない。
解決するには、施設だけでなく国全体で介護について考える必要があります。
かつてナースが自らの手で地位を確立したように、介護職も大きな声を上げるべきです。
大きなことは出来なくていいと思います。
仲間たちと、
「こんな動きあるんだよね」と話題にするだけでもいいでしょう。
さいごに
いかがでしたでしょうか？
今回は、
「ブラックと言われてもしかたない！？～ある介護施設について聞いたこと～」
について、考えてみました。
ブラック企業のような環境と言われても仕方ありません。
そうなってしまう原因があるのです。
施設だけが悪いのでなく、介護職や行政が一緒に考えて解決することが必要です。
それでは、今回のハイライトです！
- 優良と思われる施設でも、ブラック化している現状
- 施設運営が悪いのでなく、原因は介護職の地位が低いままであること
- 介護職は、もっと声を上げていくべき
国や施設を悪者にするのではなく、
介護職が団結して声を上げていきましょう！
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
