これから介護の仕事をする人へ ~デイサービス編~

デイサービス

これから介護の仕事をするのだけど、どんな内容なのか分からない・・・。

と思っている方も居られると思います。

今回は、デイサービスのスタッフがどんな仕事をしているのかを見ていきたいと思います。

私は、約10年介護職として勤務しています。

デイサービス・グループホーム・訪問ヘルパーの経験があります。他の部署との違いなども交えたいと思います。

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デイサービスの種類

大きく分けて、3種類のデイサービスがあります

①1日型デイサービス・・・朝9時~夕方4時くらいまで営業。入浴や食事あり。

②半日型デイサービス・・・午前と午後で利用者を入れ替える。リハビリ型に多い。

             入浴や食事はない。

③お泊りデイ・・・その名の通り、デイサービスにお泊りが追加されたもの。

私の勤務するデイは①です。今回は1日型デイサービスについてお話ししたいと思います。

デイサービスの業務内容

デイサービスの業務内容ですが、主に3つあります。

デイサービスの3大目的

  • 入浴
  • 食事
  • レクリエーション

この3つです。

利用者さんがデイサービスを利用するのには、人それぞれに様々な理由があります。

ほとんどは、この3つに当てはまります。

午前中に入浴介助、お昼からレクリエーションを行うのが私の施設の流れです。

入浴について

 この業務に最も多くのエネルギーを使うと言っても過言ではありません。

利用者さんの中には、着替えをしたり頭や身体を自分で洗えない方も居られます。

そのサポートを行います。

これも施設によりますが、銭湯みたいな大きな湯舟で一度に多人数入るところと、家のお風呂くらいの大きさで、1人~2人くらいずつ入るところもあります。

また、転倒や体調不良なども起こりやすく、常に気を張っていなければなりません。

食事について

 お弁当を取っている施設もありますが、自身の施設で作っている場合もあります。私の施設では、厨房専属スタッフが作ってくれています。

介護スタッフの仕事は、見守りです。高齢者は、誤嚥(食物がのどに詰まる)を起こしやすいので、見守りが必要です。誤嚥でひどい場合は、窒息につながってしまうことさえあります。

レクリエーションについて

スタッフと利用者さんで、ゲームなどを行います。

楽しい!と思ってもらうことが大切ですが、実は身体を動かすので運動としての意味もあります。

日によっては、頭を使うレクリエーションもあります。

その日の司会を務めるスタッフによって、ずいぶん雰囲気や盛り上がりが変化します。

スタッフの中にも、得意な人や不得意な人も居られます。

「私に出来るかな?」と不安に思うかもしれませんが、数をこなすことで絶対上手にできるようになります。

私の勤務するデイサービスは大型なので、スタッフはマイクを持って司会をします。

最初は、みんな戸惑っていましたが、今ではみんな楽しく司会してくれています。

スタッフのタイムスケジュール

私の施設では、大体こんな感じです。

  • 8:10~  朝礼
  • 8:15~  送迎
  • 9:30~  入浴介助
  • 12:00~  食事見守り・介助 (早昼スタッフ休憩)
  • 13:00~  自由時間     (後昼スタッフ休憩)
  • 14:00~  レクリエーション
  • 15:00~  おやつ・ミニレクリエーション
  • 16:00~  送迎
  • 17:00~  申し送り、翌日の準備
  • 18:00   終業、帰宅

月末などは、請求の業務がありもう少し遅くなります。

デイサービスは、一日があっという間に過ぎます。

グループホームなどの入所施設に比べると、「今日も終わった!」感があります。

デイサービスのいいところ、大変なところ

〇デイサービスのいいところ

  • 曜日によって、異なる利用者さんが来られるので新鮮味がある。
  • 夕方には利用者さんはみんな帰宅するので、「終わった感」がある。
  • 一日が、あっという間に過ぎる。
  • スタッフ数も多いので、「苦手なスタッフと2人きり」とかが少ない。
  • 日曜日が休み(なことが多いが、事業所による)

×デイサービスの大変なところ

  • 送迎車に乗らないといけないこともある。
  • タイムスケジュールがタイトで、気が焦る。
  • 入浴人数が多い日は、ほんとに大変。

送迎については、パート職員さんであれば車に乗ることは少ないと思います。

最後に・・・

利用者さんの多くは、デイサービスに通うことをとても楽しみにしておられます。

私も、利用者さんが笑顔で来所されることが嬉しいです。

とても大変ですが、その分楽しくやりがいある仕事だと思います。

この文をお読みになり、「やってみようかな」と思っていただけると嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。