新宿の舞台でクラスター感染~介護職として学ぶこと~

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はじめに

令和2年6月30日~7月5日に東京都新宿で行われた舞台でクラスター感染が発生しました。

 

濃厚接触者は850人、感染者は60人以上と言われています。

 

現在もクラスター感染が発生した原因について調査されています。

 

まだ、原因の全貌が明らかになったわけではありません

 

私はデイサービスで勤務していますが、もし同じことが職場で起こればと思うと他人事ではありません。

 

高齢者はコロナウイルスに感染すると、重篤化すると言われています。

 

私たちもこの出来事から学ぶことがあるはずです。

 

結論は、今まで何度も言われているように、

  • マスク着用・手洗い・消毒の徹底
  • 密を避ける
  • 体調不良のスタッフは出勤させない

 

この3つに尽きます。

 

それでは、詳しく見て行きたいと思います。

新宿クラスター感染の余波

東京都新宿での舞台で起こったクラスター感染。

 

濃厚接触者は850人、感染者は60人以上と言われています。

 

その影響はとてつもなく大きく、他の舞台も中止が相次いでいます。

 

主催者側の主張

主催者側は、このように主張しています。

 

  • 検温・マスク着用・消毒の徹底
  • 楽屋を3つに分けて「密」を回避

 

協会の見解

舞台となった劇場が所属している「小劇場協議会」は以下のように発表しています。

 

  • 握手やハグを行う場面があった
  • 出演者が楽屋でマスクをしていなかった
  • 体調不良の出演者が強行出演していた

 

劇場の主張とは、まったく異なっています。

 

教訓をどう活かしていくか

今回の新宿クラスター感染を、介護施設に当てはめて教訓として見てみたいと思います。

 

出演者と観客の距離が近すぎた

介護施設に置き換えると、『スタッフと利用者さん』に置き換えることができます。

 

介助する際コミュニケーション時など、仕方ない部分もあります。

 

しかし、必要以上に近づいたり触れることは今は避けた方がいいのかもしれません。

 

会話をする際も、マスク着用は当然ながら、ある程度の距離感が必要です。

 

入浴やレクリエーションでも、工夫が大切です。

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出演者が体調不良のまま舞台へ

これを介護施設に置き換えると、

 

体調不良のスタッフが、無理に出勤する

 

に当てはまります。

 

これは、どこの施設にもあるのではないでしょうか?

 

今回の舞台出演者は、「体温37.5度以下だったから出演した」とのことです。

 

コロナウイルスに感染していても無症状の人も多いのは、よく知られています。

 

微熱であっても、体調不良の際には大事をとるべきです。

 

一時的に困ることにはなっても、

 

ウイルス感染のリスクを考えると勇気をもって休む

 

ことが重要になってきます。

出演者が楽屋でノーマスク

私は、出演者を批判するつもりはありません

 

しかし、ツイッターにはマスクを着用せずに撮影した写真が多数アップされているとのこと。

 

これを介護施設に当てはめてみると、

 

休憩室での過ごし方

 

が重要になります。

 

私の勤務する施設では、換気を十分に行い密を避けるために広い研修室で食事を摂っています。

 

しかし、休憩室では昼食を摂るためにマスクは外します

 

食事が終わっても、そのままマスクを外して談笑してしまう事があります。

 

今後は、食事を摂ったらすぐにマスクを着用します。

 

とても大切なことです。

まとめ

新宿でのクラスター感染を教訓として、介護施設でどう予防していくかについて見てきました。

 

コロナウイルス「第2波」が叫ばれています。

 

再び緊張感が戻りつつありますが、一方ではまだまだ油断している面もあります。

 

「これくらい大丈夫だろう」

 

「ここにはウイルスなんて居るはずない」

 

こうした考えが、少しずつ芽生えてきていたと思います。

 

それでは、ウイルスの思う壺

 

今だからこそ、緊張感を持った行動が求められています。

 

  • マスク着用・手洗い・消毒の徹底
  • 密を避ける
  • 体調不良のスタッフは出勤させない

 

この3つを粛々と実行していくしかありません。

 

愛すべき家族、利用者さん、スタッフを守るために・・・。

 

コロナウイルスに感染されている方の一日も早い回復と収束を心より願っています。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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