ケアマネジャー受験を迷っている人へ~受験するべき5つの理由と勉強法~

ケアマネジャー
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はじめに

今年もケアマネジャー試験が近づいてきました。

 

今年の受験申し込みは終了していますが、来年の受験を検討している方も居られると思います。

 

そこで、今回はケアマネジャー試験を受けるべき理由勉強法についてお話したいと思います。

 

私は、デイサービスで管理者をしています。

 

介護福祉士・ケアマネジャー・認知症ケア専門士の資格を所有していますが、いずれも一発合格しています。

 

ちなみに私は過去に塾講師をしていましたので、勉強法についても参考になれば幸いです。

 

この記事を読むと、次のことが分かります。

 

  • ケアマネジャー資格を受験するべき理由
  • ケアマネジャー試験の勉強法

  

結論は以下の通りです。

 

  • 箔が付く
  • ケアに幅が出る
  • 出世のチャンスが広がる
  • 資格手当が貰える
  • 処遇改善が検討されている
  • 勉強法は、ひたすら反復!

それでは、詳しく見て行きたいと思います。 

👇資格取得の方法などの「まとめ記事」はこちら

 

ケアマネジャーをめぐる環境

ここ数年、ケアマネジャーの受験者数は減少傾向にあります。

 

受験者数が減少している理由は、次の様に言われています。

 

  • 受験資格が厳しくなった
  • 一般介護職との給与差が縮まった
  • 業務範囲が広すぎる

 

以前は介護福祉士を持っている人は、介護経験数が5年あれば受験可能でした。

 

しかし、今は介護福祉士として5年勤務しないと受験出来ません。

 

以前は介護歴5年で受験できたのに、現在は最低でも8年は必要になります。(介護福祉士を受験するには3年必要なので)

 

また、一般介護員の給与が上がっており、ケアマネジャーとの給与の差が縮まったことも大きな原因です。(処遇改善加算による)

 

ケアマネジャーの収入が「ダントツ1位」の時代は終わりました。

 

一生懸命勉強してケアマネジャーになっても、あまり給与変わらんやん!

ケアマネジャーの仕事って大変そうやし、介護福祉士だけでいいわ~。

 

業務範囲が非常に広いケアマネジャーを敬遠する動きがあります。 

 

 

 

では、本当にケアマネジャー資格を取得しなくていいのでしょうか?

 

そんなことはありません。

 

筆者は、絶対にケアマネジャー資格にチャレンジするべきだと考えています。

 

その理由を、次の章で詳しく見て行きたいと思います。

ケアマネジャー資格を受けるべき理由

箔が付くから(一目置かれる)

 

 

まずは、単純に「箔が付くから」という理由です。 

 

ケアマネジャー資格は、今も介護界で最高位です。

 

収入は一般介護職と差が縮まりましたが、ネームバリューは今も健在です。

 

所有していると、周囲から一目置かれます

 

所属法人からも、次のような人物として見られます。

 

  • 目標に向かって努力できる人物
  • 現場でもケアマネでもイケるポリバレントな存在
  • 介護保険制度にある程度知識がある

 

ケアマネジャー資格を取得するには、仕事をしながら勉強する必要があります。

 

法人も周囲も、あなたを「努力できる人」として見てくれます。

 

また、いつでもケアマネジャーへ転向できるという「強み」もあります。

 

サッカーでも、複数のポジションをこなせる選手(ポリバレント)は重宝されます。

 

選択肢があることで、心に余裕が生まれます。

 

そして、介護保険制度についてもある程度の知識があると認められます。

 

介護福祉士でも制度について学びますが、ケアマネジャー試験では更に高いレベルを要求されます

 

そして、高い知識の報酬が、手当という形で現れます。

 

次の章で話したいと思います。

資格手当がもらえるから

お金の話になってしまいますが、非常に重要なことです。

 

ケアマネジャー資格を取るにもお金がかかるし~。

研修期間も長いし、コスパ悪いんじゃない?

このように考える方も居るかもしれません

 

確かに、ケアマネジャー資格を取得するには教材費がかかります。

 

取得後も、更新にお金がかかります。

 

しかし、仮に毎月1万円の手当が出るとすれば1年間で12万円。5年で60万円です。

 

働いている限り、手当はずっと貰えます。

 

他のメリットも合わせれば、「コスパ」は決して悪くないと言えます。

 

目先の手当だけでなく、法人での扱いグッと良くなります。

 

次の章でお話ししたいと思います。

出世のチャンスが広がる

皆さんの周りの施設長や管理職を見てください。

 

ほとんどの方が、ケアマネジャー資格を取得されているのではないでしょうか。

 

筆者の周りでも、施設長業務とケアマネジャーを兼務している方が多いです。

 

ケアマネジャー資格を持っているから出世するのではなく、努力出来る人だから出世するのかもしれませんね。

 

ぽんてん
ぽんてん

努力は、人に自信を与えてくれます。

そんな姿を、必ず周囲の人も見てくれているんですね!

 

もちろん、出世が全てではありません

色々な働き方や考え方があり、自分の生活スタイルに応じた働き方をするのが重要です。

  

そして、日常のケアにも違いが出てきます。

 

その理由について、次の章で書きたいと思います。

ケアに幅が出る(視野が広まる)

ケアマネジャー資格を保有すると、ケアに幅が出ます

 

その理由は、「ケアマネ初任研修」にあります。

 

ケアマネジャーは、試験に合格するだけでは資格をもらえません。

 

合格後に、87時間の「初任研修」を受講しなければなりません。(2~3日ずつ分割して受講)

 

座学もありますが、ディスカッション仮プラン作成フルコースです。

 

これをひたすら繰り返します。

 

ぽんてん
ぽんてん

研修では、色んな人と出会えます。

仲良くなった人達と、昼食を一緒に食べに行くのが楽しみでした。

大変ですが、得ることが多い研修です。

 

看護師や福祉用具、薬剤師など様々な職種の方とディスカッションを行います。

 

それにより、視野が一気に広がったのを覚えています。

 

研修を終えて、

 

「この研修があるからこそ、試験合格者はケアマネジャーになれるんや!」

 

と思いました。

 

仮プランは、おかしいところがあると容赦なく戻されて再提出です。

 

ケアマネジャーは、介護保険制度の「扇のかなめ」

 

が、本気でケアマネジャーの質を上げようとしているのです。

 

近隣の施設で名をはせたケアマネジャーたちが、ファシリテーター(講義のサポートなどをしてくれる)として教育してくれます。

 

一度は、あの緊張感を味わっていただきたいと思います。

 

また、現在ケアマネジャーの処遇改善について検討されています。

 

次の章でお話します。

処遇改善が検討されている

現在は、介護職員にのみ「処遇改善手当」が支給されています。

 

ケアマネジャーには、ありません。

 

介護職員とケアマネジャーの給与の差が縮まった要因の一つです。

 

しかし、現在ケアマネジャーへの処遇改善が検討されています。

 

2021年の介護報酬改定で、導入されるか注目しましょう。

 

ぽんてん
ぽんてん

ケアマネジャーの受験者数は、減少傾向にあります。

「ケアマネになりたい!」と思う人が増えるといいですよね!

 

それでは、次の章で「おすすめの勉強法」についてお話します。

おすすめの勉強法

教材について

筆者は、「ユーキャン」一筋です。

 

介護福祉士を受験した時も、ケアマネジャーを受験した時も「ユーキャン」で一発合格しています。

 

テキスト、過去問、添削問題などフルセットが含まれています。

 

金額は5万円ほどしますが、他に何も買わなくていいのが魅力です。

 

添削問題は、期限が決められており「やらなきゃいけない」感がスゴイです。

 

 

勉強時間について

筆者は、朝早起きして40分勉強をしていました。

 

そして、お昼休憩に15分ほど復習をして記憶を呼び戻します。

 

平日休みは、2時間くらいは勉強しました。

 

日曜日は、一切勉強はせずリフレッシュに当てます

 

これをひたすら1年間繰り返しました。

 

ぽんてん
ぽんてん

社会人の勉強には、「毎日短時間でコツコツ」が最適だと思います。

筆者は、頭も身体もフレッシュな朝に勉強しました。

 

次の章では、実際に勉強法について書きたいと思います。

「何となく勉強法」のすすめ

筆者のおすすめは、「何となく勉強法」です。

 

ケアマネジャーの資格範囲は広く、特に制度の問題は深いです。

 

完全に覚えるのは至難の業です。

 

そこで、筆者がおススメするのは「何となく勉強法」です。

 

ひたすらテキストを反復して読み込む

 

そして、「何となく、そんなこと書いてあったな~」みたいに刷り込むのです。

 

そして、あとは問題を解いて実践力を身につける。

 

全部覚えるのは難しいので、筆者はこの戦法をおすすめします。

試験について

はっきり言うと、ケアマネジャーの試験は「落とすための問題」です。

 

一方、介護福祉士の試験は「合格させるための問題」です。

 

ケアマネジャーの試験は、本当にクセのある問題が多いです。

 

だからこそ、「何となく勉強法」が生きてきます。

 

ぽんてん
ぽんてん

ケアマネジャーの試験は、選択問題です。

例えば「5つの選択肢のうち、正しいものを3つ選べ」だと、全て合わないと点数になりません。

「2つまでは合ってるのに~(涙)」が沢山あります・・・。

坂本龍馬のはなし

筆者が敬愛する坂本龍馬エピソードを書きます。

 

大人になってからの龍馬は、「国際法」の授業をいつも寝ながら聴いていたそうです。

 

そこでは、講師が「国際法」についての外国書籍を和訳しながら教えていました。

 

ある日、講師が間違って和訳したそうです。

 

誰も気づかない中、寝ながら聴いていた龍馬だけは、

 

「それは道理に合わない。間違っている。」と言い当てたそうです。

 

細かい部分はさておき、「国際法」という大きな仕組みは理解していたのでしょう。

 

ケアマネジャーの試験も、同じことが言えると思います。

 

介護保険制度という大きな枠組みを理解することが、まずは大切だと感じます。

 

ぽんてん
ぽんてん

まずは、大きく理解した上で細かい部分にスポットを当てます

ケアマネジャーの試験は、本当にクセが強いので、広い視野で受験しましょう!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

ケアマネジャーの試験を受けるべき理由は次の通りです。

 

長くなってしまいましたが、以下はまとめです。

 

  • 箔が付く
  • ケアに幅が出る
  • 出世のチャンスが広がる
  • 資格手当が貰える
  • 処遇改善が検討されている

現在は、介護職員との給与の差が縮まり、ケアマネジャー資格を目指す人が減少しています。

 

しかし、ケアマネジャー資格は今も介護界の最高位です。

 

「資格を持っていること」自体よりも、「努力ができる人」として評価されます。

 

すぐにケアマネ業務をしなくても、何かの役に立つのは間違いありません。

 

少しでも迷うのであれば、受験されるのをお勧めします。

 

勉強法は、「ユーキャン」でコツコツ毎日行う。

 

そして、週1日は思い切り遊ぶ

 

それを1年間繰り返す

 

社会人は、毎日何時間も勉強出来ません

 

メリハリをつけてチャレンジしましょう。

 

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。