昔ながらの大型デイサービスに個別機能訓練を導入してみた~注意すべきポイントは?~

施設での取り組み
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大型デイに個別機能訓練を導入

 

ぽんてん
ぽんてん

みなさん、こんにちは。筆者の「ぽんてん」です。

この度、私の勤務するデイサービスで個別機能訓練を開始することになりました。

訓練導入のきっかけや、周囲の反応などをお伝えしたいと思います。

今回は、デイ「柱」さんとお送りいたします!

 

デイ「柱」
デイ「柱」

デイサービスで管理者をしているデイ「柱」です!

利用者さんの健康を、個別にサポートする「個別機能訓練」が開始となります。

ワクワクします!

 

ぽんてん
ぽんてん

導入には、色々な手続きもあり大変だったと思います。

本当に、お疲れ様でした。

 

デイ「柱」
デイ「柱」

ありがとうございます。

しかし、この男を抜きにしてには語れません。

それでは呼んでみましょう!

柔道整復師さ~ん

 

柔道整復師
柔道整復師

は~い!

こんにちは。柔道整復師です!

よろしくお願いいたします。

 

デイ「柱」
デイ「柱」

彼は、病院での勤務経験もある即戦力です。

期待していますよ!

 

柔道整復師
柔道整復師

ありがとうございます。

体操と同時に、脳トレにも力を入れています

脳が活性化すれば、体操の効果もUPしますからね!

 

デイ「柱」
デイ「柱」

彼は脳トレも自作し、利用者さんに応じたものを使用しています。

物腰も柔らかく、まさに機能訓練に打ってつけの人物です。

 

ぽんてん
ぽんてん

ふふふ・・・。

さすがはいずれ、リハビリ「柱」になる男よ・・・。

 

デイ「柱」
デイ「柱」

・・・。

お館様・・・ですか?

 

ぽんてん
ぽんてん

すみません。キャラを間違えました・・・。

訓練導入のきっかけは柔道整復師さんの加入でした。

今回は、個別機能訓練加算についてお話します!

 

皆さん、こんにちは。

 

デイサービスで管理者をしている「ぽんてん」と申します。

 

今回は、昔ながらのデイサービス「個別機能訓練加算」を取得するまでのお話をしたいと思います。

 

今回のポイントは、次の通りです。

  1. 個別機能訓練加算について
  2. 訓練を導入までの流れ
  3. 注意点(ケアマネさん、家人)
  4. 周囲の反応
  5. ソフトについて

 

今回の記事では、加算の為の詳しい要件などは省いています

 

ニーズがあれば、別の機会に取り上げたいと思います。

 

この記事では、他にはない「現場の声」をお届けします。

 

導入の際のケアマネさんや利用者さんとのやり取りポイントです。

 

なぜなら、訓練導入はケアマネさんの作成する「プラン」あってのもの

 

ケアマネさんとのやり取りを間違えると、返って信頼を失うことになります。

 

デイサービスに興味がある方個別機能訓練加算を取得しようか迷っている方に是非お読みいただきたいと思います。

 

次章では、まず「個別機能訓練加算の内容」についてお話します。

個別機能訓練加算について

訓練の内容

 

 

介護スタッフ
介護スタッフ

個別機能訓練って、具体的にどんなことをするのですか?

 

柔道整復師
柔道整復師

簡単に言うと、「利用者さんの困りごと」を解決するために個別の目標を立てます。そして「目標に向かって、体操などを頑張っていく」というものです。

目標は、3カ月ごとに見直します。

 

介護スタッフ
介護スタッフ

目標って、どんなのですか?

 

柔道整復師
柔道整復師

今回は「個別機能訓練加算Ⅱ」の説明です。

「洗濯が干せるようになる」「お風呂の浴槽がまたげるようになる」などの生活に関する目標ですね。

体力測定を行い、必要な筋力やバランスを得るために体操などを行います。

血圧なども測定しながら行うので、安心ですよ!

また、「脳トレ」にも力を入れています。

 

介護スタッフ
介護スタッフ

なるほど。

個別機能訓練加算には、ⅠとⅡがあるんですよね?

 

柔道整復師
柔道整復師

はい。

2021年4月の介護報酬改定でⅠとⅡが統合される予定です。

しかし、「利用者さんへ個別にアプローチする」視点は変わらないでしょう。

 

ぽんてん
ぽんてん

ちなみに個別機能訓練加算Ⅰは、46単位/日、個別機能訓練加算Ⅱは、56単位/日です。

要支援や事業対象者は、運動機能向上加算と呼ばれ225単位/月です。

 

柔道整復師
柔道整復師

要介護者対象の「個別機能訓練加算」は、居宅訪問し住居環境を見ることが決められています

しかし、「運動機能向上加算」は居宅訪問は義務づけられていません

 

ぽんてん
ぽんてん

次章では、導入までの流れについてお話します。

 

導入までの流れ

 

個別機能訓練加算を導入するまでの流れは、以下の通りです。

  1. 行政への申請(勤務割など必要書類を提出)
  2. ケアマネさんへ周知利用者さんへのアプローチ方法を確認 👈重要!!
  3. ご利用者さん、ご家族へ周知(電話してから文書)
  4. 希望者のケアマネさんへプラン変更を依頼
  5. 利用者さん自宅へ訪問し、環境をチェック
  6. デイで体力測定を行い、計画を作成
  7. これで、算定可能!訓練開始!!
  8. 計画に基づいて訓練を行い、3カ月おきに見直す

  

次章では、「注意点」についてお話します。

 

導入時の注意点

 

個別機能訓練加算導入の注意点は、「ケアマネさんとのやり取り」です。

 

利用者さんの状況やケアマネさんによって、

 

「利用者さんへのアプローチ方法」が異なります。

 

 

ケアマネさん
ケアマネさん

私から利用者さんへ話しておきますね!

 

というケアマネさんがいれば、

 

ケアマネさん
ケアマネさん

デイサービスさんから、本人さんへお話してもらえますか?

 

というケアマネさんもおられます。

 

また、利用者さんによっては「利用限度額がいっぱい」であったり、高齢でありニーズにないこともあります。

 

しっかりケアマネさんやご家族に確認することが必要です。

 

 

 

ぽんてん
ぽんてん

案内の手順を間違えると、ケアマネさんに悪い印象を与えるかもしれません。

ケアマネさんによって、「好み」の手順も異なります。

「ケアプランあっての介護保険」であることを、しっかり意識しておくことも大切ですね!

 

 

次章では、周囲の反応についてお話します。

周囲の反応

 

ご家族さんや、ケアマネさんの反応はかなり良いです。

 

ご家族さん
ご家族さん

うちのおばあちゃん、家では座ってばかりやから・・・。

デイサービスで運動してくれたら、とてもうれしい

 

ケアマネ「柱」
ケアマネ「柱」

デイサービスで運動してもらえるのは、とっても嬉しいです!

それなら、新しい利用者さんもご紹介しま~す!!

 

利用者さん
利用者さん

歩けんようになったら、かなんでなあ・・・。

教えてもらえるんやったら、やってみようかなあ。

 

柔道整復師
柔道整復師

皆様に歓迎いただいて、とてもうれしいです!

ご期待に沿えるよう、頑張ります!

 

ぽんてん
ぽんてん

ふふふ・・・。

ここからが、リハビリ「柱」になれるかどうかの本当の戦いよ・・・。

 

デイ「柱」
デイ「柱」

・・・。

お館様・・・ですか?

今日2回目ですね・・・。

 

ぽんてん
ぽんてん

失礼・・・。

それでは、次の章で「介護ソフト」について軽くお話します!

介護ソフトについて

 

 

デイ「柱」
デイ「柱」

今回の訓練スタートに合わせて、新しい介護ソフトを導入しました。

「リハプラン」というソフトです。

 

柔道整復師
柔道整復師

タブレットで計画書が作成できるのが嬉しいです。

また、体操のメニューも豊富です。

クラウド方式なので、どの端末でも使用できます。

 

デイ「柱」
デイ「柱」

そうですね。

スタッフさんのアフターフォローもかなり手厚いです。

電話はもちろん、Webでの打ち合わせも無料です。

 

柔道整復師
柔道整復師

体操開始直後は、いろんな不安もあります。

毎週のように打ち合わせができるので、安心です。

 

ぽんてん
ぽんてん

そうですね。

計画作成が数分で出来てしまうので、本当にラクですよ~。

しかし「リハプラン」さんの回し者ではないので、この辺りにしておきます(笑)

 

 

「リハプラン」で検索すると、出てきます。

 

興味のある方は、ご覧ください。

 

まとめ

   

いかがでしたでしょうか?

 

今回は、筆者のデイサービスで「個別機能訓練加算」を導入したお話でした。

 

それでは、今回のおさらいです。

 

加算導入までの、大まかな流れです。 

  1. 行政への申請(勤務割など必要書類を提出)
  2. ケアマネさんへ周知利用者さんへのアプローチ方法を確認 👈重要!!
  3. ご利用者さん、ご家族へ周知(電話してから文書)
  4. 希望者のケアマネさんへプラン変更を依頼
  5. 利用者さん自宅へ訪問し、環境をチェック
  6. デイで体力測定を行い、計画を作成
  7. これで、算定可能!訓練開始!!
  8. 計画に基づいて訓練を行い、3カ月おきに見直す

 

 

特に注意するべき点は、

 

ケアマネさんとのやり取りです。

 

「ケアプランあっての介護サービス」

 

これをしっかり意識しておきましょう!

 

どのように利用者さんへアプローチするかを、必ずケアマネさんに確認しましょう。

 

また、利用者さんによっては「利用限度額」がいっぱいであったり、高齢でニーズに無いなどの理由で希望されない場合もあります。

 

利用者さんのニーズを読み取り、必要なケアを実施していきたいですね。

 

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。