はじめに
スタッフの成長は、即組織の成長につながります。
とはいえ、年齢も今までの経験も様々です。
「こうすれば大丈夫!」というものはなく、スタッフに合わせた教育が必要になります。
「長所を伸ばせば、短所を補う」
私は、そう信じています。
スタッフの長所を伸ばす方法として、
- スタッフの性格を見極める
- 相手を否定しない
- 自分で考えさせる
- 組織にフィットさせる
以上の4点です。
今回は、主に新入スタッフについて見ていきたいと思います。
それでは、詳しく見て行きたいと思います。
スタッフの長所を伸ばすために
スタッフの性格を見極める
まずは、スタッフの性格を見極めることが大切です。
スタッフの持つ性格や考え方に合わせて教育する必要があるからです。
面接などで数回話すだけでは、深いところまでは分かりません。
性格を見極めるためには、
- 何に喜び何に怒るのか
- 器用か不器用か
- スタッフ受けがいいのかどうか
この3つについて確認します。
人が喜んだり怒ったりするときに、その人の性格が現れます。
また、器用な人であればいいのですが、案外最初は緊張して失敗ばかりする人もいます。
そういうスタッフには、声掛けが必要ですし、そうすることで力を発揮してくれるでしょう。
スタッフ受けすることと、仕事が出来ることは別です。
言い方がきつかったり、周囲に誤解されるタイプのスタッフも居ます。
そういう場合は、周囲に溶けこけるようにしっかりフォローすることも大切です。
否定しない
これは、利用者様の対応にも当てはまることです。
入職して間もないスタッフは、何とか新しい施設に慣れようと頑張っています。
失敗したり、施設のやり方と違っていたとしても否定するのは避けた方がいいでしょう。
「○○したほうが、相手に喜ばれますよ。」
「今は、○○を優先的におねがいします。」
など、否定はせずに、
「こうすると業務がスムーズにいく」ことを伝えましょう。
ただし、利用者さんに危険が及んだり、他スタッフに迷惑を掛けるような行為はハッキリ止めるように伝えましょう。
何事も、最初が肝心です。
自分で考えさせる
スタッフの長所や能力を引き出すためには、時には距離を保つことも大切です。
いくら入職したてであっても、自分で考える時間を作ってあげましょう。
そうすることで、自分で考えたり整理したりすることが可能となります。
心配の余り、片時も離れず指導したくなりますが、様子を見る時間も設けましょう。
組織にフィットさせる
最後に、総仕上げです。
これまで書いたことの総合的なものになると思います。
いくら能力や技術、センスがあってもチームにすんなり馴染むとは限りません。
スタッフ間のコミュニケーションは上手く取れてるか、チームの雰囲気に溶け込めているかをチェックする事が大切です。
今一つ馴染めてないなら、自分も一緒に輪の中に入ってコミュニケーションを取ります。
昼食時に、みんなで話すのもいいでしょう。
『皆が上手くいく雰囲気』を作り出すのは最も重要です。
ある程度軌道に乗れば、あとは自分の力で切り開けるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、新入スタッフの長所を伸ばす方法について考えてみました。
- スタッフの性格を見極める
- 相手を否定しない
- 自分で考えさせる
- 組織にフィットさせる
この4つを見てきました。
スタッフの個性は様々です。
『こうすればいい』というのはありません。
相手を否定せずに認める。
そして、スタッフが自分自身で考える時間を作る。
最後は、スタッフが組織に溶け込めるようにフォローする。
チーム全体が上手くいくような雰囲気をみんなで作っていく。
これが最も大切です。
皆様のチームが新しい力を吸収し、さらに強いチームになることを願っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。