「ひとり暮らしの親が、電話に出ないけど大丈夫だろうか」「エアコン、ちゃんと使ってるかな…」
離れて暮らすご両親が、夏の暑さのなかで体調を崩してしまわないか心配。そんな不安を感じることはありませんか?
私はケアマネジャーとして、多くのご家族が「遠くにいる親のことが心配」と悩まれている姿を見てきました。
高齢者の熱中症は、屋外よりも「室内」で起こるケースが多いです。暑さに気づきにくい体の特性や、室内に熱がこもる住環境、ひとり暮らしなどの要因が重なると、誰にも気づかれないまま体調を崩してしまうリスクがあります。
この記事では、高齢者の室内熱中症が起こる原因や注意すべきシーン、離れて暮らすご家族が「今すぐできる対策」について、わかりやすく解説します。

離れて暮らす親御様を持っておられる方の不安な気持ちは、痛いほど分かります。
「何かあってからでは遅い」と思っても、今すぐ実家に行けるわけではない…。そんなときに、離れていても「見守る手段」があれば、少し安心できると思いませんか?
スマートフォンで、お部屋の温度や湿度をチェックできて、熱中症リスクが高まれば通知してくれる。万が一のときは、スタッフがすぐに駆けつけてくれるサービスがあるのです。
- 温湿度モニター機能で、家族がスマホから室内環境を「見える化」できる
- 熱中症の危険があれば、プッシュ通知で即座にお知らせも可能
- 非常ボタンや駆けつけサポートで、緊急時にも安心

高齢者の「室内熱中症」に注意!
高齢者の熱中症は、真夏の屋外よりも自宅の室内で起こるケースが多いのをご存じでしょうか。安心と思っていた住環境でも、さまざまな要因が重なり体調を崩すことがあります。

以下のような特徴や生活習慣がある場合は、室内熱中症への備えが重要です。
高齢者は暑さに気づきにくい
人間の体は、暑さを感じると汗をかいて体温を下げようとします。しかし高齢になると、汗を出すための汗腺が減少し、うまく熱を逃がせなくなってしまうのです。
さらに、体内の温度調節を司る「視床下部」の働きも加齢によって鈍感になり、暑さを感じにくくなる傾向にあります。つまり、ご本人が「まだ暑くない」と思っている間に、体内では熱がたまり、脱水が進んでいることもあるのです。
室内に熱がこもる原因
高齢者が生活する室内に熱がこもってしまう原因は、以下のとおりです。
風通しが悪い
「窓を開ければ大丈夫」と思いがちですが、間取りや家具の配置によって、風がうまく通らないケースも多いです。風が滞ると熱がこもり、日中の室温が30度を軽く超えても気づかないまま過ごしてしまうことがあります。
エアコンを使わない習慣
「電気代がもったいない」「気温差がしんどい」などの理由で、エアコンを使用しない方が多いです。しかし、気づかないうちに脱水を進め、体温を上昇させるリスクがあります。
のどの渇きを感じにくい
高齢者は、のどの渇きを感じる感覚が鈍くなる傾向があります。そのため「まだ飲まなくていい」と思っているうちに、体内の水分が不足してしまいがちです。
また、「トイレに行くのがおっくう」と考え、控える方も多い傾向にあります。室温の上昇に脱水が重なり、熱中症を発症しやすい条件が整ってしまうのです。
ひとり暮らしや高齢夫婦のリスク
ひとり暮らしや高齢夫婦環境は、室温の上昇や体調変化に気づけないケースが多いです。よって、小さな異変を見逃しやすくなります。
同居するご家族がいれば「暑いからクーラーをかけよう」「水飲んでる?」などの声かけができますが、ひとり暮らしや高齢世帯だと、体調の異変に気づきにくいのが現実です。
万が一、室内で倒れてしまっても、誰にも気づかれず時間が経ってしまう。そんな最悪の事態を防ぐには、室内の温度変化や本人の状態を見守る仕組みが必要です。
熱中症はいつ起こる?室内で危険なシーン3選

熱中症というと「炎天下の外出時」が思い浮かびます。しかし、実際には自宅内で発症するケースが多いです。特に次のような場面では、ご本人もご家族も気づかないうちに、熱中症のリスクが高まります。
就寝中・明け方に室温が上がる
最近は猛暑のため、夜間でも気温が25℃以上の「熱帯夜」が当たり前になっています。特に早朝は湿度が高く、寝汗によって水分が失われた状態で、知らない間に脱水が進行していることも珍しくありません。
エアコンを切って寝る方も多いため、起床後にふらついたり、軽い頭痛や吐き気といった症状が出るケースがあるのです。
日中、カーテンを閉め切った部屋で過ごす
締め切った部屋は熱がこもりやすく、外よりも室温が高くなることもあります。特に、風の通りにくい部屋や南向きの部屋では、短時間で30℃以上になることも珍しくありません。
本人が「暑くない」と感じていても、実際には湿度との組み合わせで熱中症リスクが高まっている可能性があります。
エアコンをつけずに我慢してしまう
「ちょっと暑いけど大丈夫」「エアコンを使うと寒い」と考える高齢者は多いです。しかし、猛暑の中エアコンをつけないことで、命に関わることもあります。
結果として、室温30℃超+高湿度の中で何時間も過ごし、汗をブルブルかいていることも珍しくありません。本人に自覚がないまま脱水と体温上昇が進み、突然倒れてしまうというケースもあるのです。
「温湿度モニターで見守る」という解決策

高齢者の室内熱中症は「暑さに気づけない」「助けを呼べない」ことが重なることで重症化します。そのリスクを防ぐには、離れて暮らすご家族が、室内の状態を「見える化し把握する」ことが大切です。

そこで注目されているのが、温湿度モニター機能付きの見守りサービスです。
- 温湿度モニター機能で、家族がスマホから室内環境を「見える化」できる
- 熱中症の危険があれば、プッシュ通知で即座にお知らせも可能
- 非常ボタンや駆けつけサポートで、緊急時にも安心

「いつの間にか暑くなっていた」を防ぐ
高齢者は体感的に「暑い・寒い」を感じにくいため、エアコンをつけるタイミングが遅れがちです。
温湿度モニターを設置すれば、部屋の温度と湿度をリアルタイムで確認できます。ご家族が「暑くなってきたから、エアコンをつけよう」と先回りしてお電話などで伝えることが可能です。
温度・湿度の「推移グラフ」をご家族が確認できる
熱中症リスクをスマホ通知で把握
あらかじめ設定された温度・湿度を超えると、ご家族のスマートフォンにプッシュ通知で警告が届きます。
たとえば「30℃を超えたら通知」「湿度が75%以上になったらアラート」など、お好みの条件に合わせて設定することも可能です。
室温と湿度の推移をグラフで確認
日中だけでなく、夜間や外出中の室温・湿度の推移もグラフで確認できます。「昨日の夜は暑かったけど、大丈夫かな」「念のため、電話してみよう」など、ご家族が先回りして対応できるのが大きな強みです。

夏や冬に気になるのは、やっぱり室温です。今の温度だけでなく、一日の温度をグラフで見れるのは、かなり安心ですよね。
室内熱中症だけじゃない!緊急対応もできる安心サポート
転倒や急病時の非常通報機能
温湿度モニターだけでなく、ペンダント型の非常ボタンを手元に備えることで「助けて」と言えないときも、ワンプッシュで通報が可能です。
また「一定時間、動きが検知されない場合に自動で異常を知らせる機能」があるオプションサービスもあり、倒れて動けない…という最悪のケースにも備えられます。

本当に体調が悪いときは、電話さえもできないことも多いです。握るだけで通報がいくのは、何よりも安心です。
セキュリティ会社ならではの迅速対応
セコムの見守りサービスでは、緊急時にはスタッフがすぐに駆けつけ、必要に応じて救急車の手配まで対応してくれます。
ご家族へ通知するだけでなく、緊急時にスタッフが駆けつけてくれるため、安心感があります。
まとめ:熱中症対策に「見守り」の仕組みを取り入れよう

「室内なら大丈夫」と思っていませんか?
実は、高齢者の熱中症はもっとも身近な場所である「家の中」で起こるケースが多いのです。
実際に多くの高齢者が、「自分は暑くないと思っていた」「のどが渇いていなかったから水を飲まなかった」という理由で、熱中症になっています。
この記事のポイントを、もう一度振り返りましょう。
- 高齢者は、室内でも熱中症になるリスクがある
- 高齢者は、暑さやのどの渇きに気づきにくい
- 発見が遅れると、取り返しのつかない事態になりかねない

「自分がそばにいられたら…」そのお気持ち、痛いほどよくわかります。私も、ケアマネジャーとして、不安に思うご家族の姿を多く見てきました。
「どうしようもない不安」を、システムとテクノロジーの力で解消する選択肢があります。それが、セコム・ホームセキュリティです。
- 温湿度モニター機能で、家族がスマホから室内環境を「見える化」できる
- 熱中症の危険があれば、プッシュ通知で即座にお知らせも可能
- 非常ボタンや駆けつけサポートで、緊急時にも安心
大切なご家族に、何か変化があれば、お手持ちのスマートフォンにすぐに通知が届きます。また「ぎゅっと握る」だけで通報できる「救急通報サービス」なども必要に応じて利用可能です。

「そばにいられないからこそ、できることがある」
そんな想いに寄り添ってくれるのが、見守りサービスです。温度・湿度・緊急対応の「見える化」で、大切なご家族の安全を見守りませんか?
