「このまま定年まで、ただ仕事を続けていていいのだろうか?」
プライベートで大きな転機を迎えたとき、ふと、そんな問いが心に浮かびました。介護という大好きな仕事を続けながら、僕は、副業ライターという新しい道にも挑戦し始めました。
この記事では、本業であるケアマネジャーの仕事、副業ライターとしての挑戦、そしてこれからの人生観について、僕自身の等身大の言葉で綴ります。
僕のリアルな経験が、これからの働き方や生き方に悩んでいる方のヒントになれば嬉しいです。
人生の転機が教えてくれた「働く意味」

大きな転機を迎えたときに、心に残ったもの
僕の生活の中で、ある大きな転機がありました。その出来事をきっかけに、自分のこれからの人生について深く考えるようになったんです。
「このまま定年まで、ただ漫然と働き続けていいのだろうか?」「自分が人生を終えるとき、本当に後悔なく『やりきった』と思えるだろうか?」そんな問いが、頭の中をぐるぐると巡りました。
現状維持ではなく、何か新しいこと、自分の可能性を広げる「プラスα」に挑戦してみたい。漠然と、そんな強い想いが芽生えました。
経済的な安定だけでなく、「自分を育てる」ために働く
その想いは、「働く意味」そのものを見つめ直すきっかけにもなりました。もちろん、生活していくためには経済的な安定は不可欠です。介護職として長年働いてきましたが、これからは「自分自身を成長させるため」にも働きたい、と考えるようになったのです。
仕事を通じて新しいスキルを身につけ、知識を深め、人として成長していきたい。そして、その成長が結果として収入にも繋がっていくような、そんな働き方、生き方をしたいと思うようになりました。
本業・副業を通じて見つけた、自分らしい働き方

ケアマネジャーとしての誇りと、やりがい
もちろん、今も本業であるケアマネジャーの仕事には、大きな誇りとやりがいを感じています。未経験で飛び込んだ介護の世界で、努力を重ねて介護福祉士、そしてケアマネジャーの資格を取得できたことは、僕にとって大きな自信になっています。
「給料が安い」「大変な仕事だ」と言われることもありますが、それでも僕はこの業界で働き続けたいと思っています。
現場には大切な仲間がいますし、利用者様との間に築かれる信頼関係、そして同僚や先輩、他の事業所の方々との連携の中に、この仕事ならではの価値を感じています。
副業ライターとして広がった世界
一方で、副業として始めたライターの活動は、僕の世界を広げてくれました。特に、パソコンを使ったスキルは格段に向上したと感じています。文章作成はもちろん、情報収集やコミュニケーションツールとしての活用など、本業にも活かせるスキルが身につきました。
幸いなことに、オンラインコミュニティなどを通じて、優しく指導してくれる先輩や、切磋琢磨できる仲間に出会えました。だからこそ、大きな苦労を感じず、新しいスキルを習得できたのだと思います。
SNSを通じた出会いも、僕の人生を大きく広げてくれました。さまざまなバックグラウンドを持つ人々と交流することで、刺激を受けています。これは、副業がもたらしてくれた大きな財産です。
副業ライターを始めたきっかけについて、詳しくはこちらの記事で書いています。
これからの働き方と人生観

肩書きよりも「生き方」を大切に
実は以前、僕は施設長として働いていました。施設のトップとして、大変なこともありましたが、責任ある立場で多くのことを経験し、充実した日々を送っていたと思います。
しかし、勤務先の法人が合併することになり、僕はケアマネジャーとして再スタートを切ることになったのです。
当初は戸惑いもありましたが、この経験は結果的に、僕に大切な気づきを与えてくれました。「施設長」という肩書きを手放したことで、「自分がどう生きたいか」をより強く考えるようになったのです。役職や名刺ではなく、生き方で自分の価値を証明していく。その覚悟が、今の僕を支えています。
ケアマネジャーとしての一日の流れについては、こちらの記事で紹介しています。
小さな挑戦を積み重ねていく未来へ
これからは「施設長」ではなく「朝水裕一という個人」で勝負していきたい。
そう思うようになりました。以前は、どこか会社の看板に自分の価値を委ねていた部分があったかもしれません。
しかし、副業ライターとして、初めて「会社」ではなく「個人」としてお金を稼げた経験は、僕に自信を与えてくれました。自分の力で価値を生み出せたという、確かな手応えです。
これからも、大きなことを目指すのではなく、日々の小さな挑戦を大切に積み重ねていきたいと思っています。
まとめ

過去の経験、人生の転機、そして施設長からケアマネジャーへという変化。これらはすべて、僕だけのオリジナルなストーリーです。
副業の世界を見渡せば、僕よりもっと短期間で、もっと大きな成功を収めている人はたくさんいるでしょう。でも、僕は誰かと比べるのではなく、自分自身としっかり向き合っていきたい。昨日よりもほんの少しでも前に進めたなら、それで「OK」だと思っています。
大切なのは、自分をもう一度信じ直すこと。
ゆっくりかもしれませんが、これからも一歩ずつ歩き続けていきます。この記事が、僕と同じように、働き方や生き方に悩む方の参考になれば嬉しいです。