「特養に申し込みはしているけど、いつ順番が来るのか分からない」「あとどれくらい、このまま在宅介護を続けていけるのか不安…」
そんな思いを、ひとりで抱えていませんか?

特養を申し込んだけど、いつ空くかはわかりません。
先が見えないまま介護を続けるのが、本当にしんどくて…。

そのお気持ち、とてもよく分かります。でも大丈夫です。
様々なサービスを活用しながら、待機中のご家族の負担を軽くする方法はあります。
ロングショートと呼ばれる「長めのショートステイ」を目一杯活用したり、特養以外の施設も同時に申し込んだり、少しでもご家族のご負担を軽くする方法を一緒に見ていきましょう。
現役のケアマネジャーとして、これまで実際にご家族へお伝えしてきたことをまとめました。読み終えるころには、「この方法なら、もう少しやっていけそう」と思えるはずです。ぜひ最後までお読みください。
この記事でお伝えしたいこと
施設探しは、ひとりで抱え込んではいけません。特養の待機期間が長く、先が見えないときは、特養以外への申込みをしておくのも一つの手段です。
「いい介護」では、経験豊富な入居相談員が、希望のヒアリングから施設の候補提案、見学の手配まで、すべて無料でサポートしてくれます。
パンフレットを取り寄せるだけでも、「いざとなれば施設がある」という安心感が生まれます。まずは気軽に一歩を踏み出してみましょう。
特養の待機中も、在宅介護は継続している

「特養に申し込んだのに、いつまで経っても順番が回ってこない」。そう感じながら、在宅介護を続けているご家族はとても多いです。
ここではまず、特養の待機がどれくらい続くのか、そしてなぜ待機中の在宅介護をつらく感じるのかを整理します。
特養の待機期間は数ヶ月〜数年が当たり前
特別養護老人ホーム(特養)の待機期間は、人によって大きく異なります。数ヶ月で入れる方もいれば、数年待つことになる方もいます。
実際、厚生労働省の調査では、2022年度の時点で特養への入所を申し込んで待っている人は、要介護3以上だけで約25万人にのぼります。待機期間には地域による差が大きく、地方では数か月のこともあれば、都市部では2〜3年待つことも珍しくありません。
これだけ差が開くのは、特養が申し込み順ではなく、介護の必要性が高い方から優先して入所が決まる仕組みになっているからです。また、特養は費用が安く希望者が多いのに対して施設の数が足りておらず、特に人口の多い都市部ほど待機者が多くなる傾向があります。
【参考】厚生労働省「特別養護老人ホームの入所申込者の状況(令和4年度)」
「いつまで続くか分からない」が在宅介護をつらくする
待機中の在宅介護がつらい一番の理由は、終わりが見えないことにあります。いつ空くか分からない状態だと、心の準備のしようがありません。
ゴールが見えないと、休む計画も立てづらくなります。気づかないうちに睡眠時間が削られ、自分の時間がなくなり、少しずつ心と体がすり減っていきます。
特に、ひとりで介護を抱えているご家族ほど、誰にも相談できずに孤立しがちです。

いつ空くのか分からないので、休む計画も立てられなくて…正直、もう疲れてしまいました。

そのお気持ち、痛いほど分かります。
だからこそ、待機中は『頑張りすぎない仕組み』を先に作っておくことが大切です。気合いだけで乗り切ろうとすると、必ずどこかで限界がきます。次の章で、その方法を一緒に見ていきましょう。
ひとりで抱え込まないで!まず頼ってほしい相談先

待機中の在宅介護を乗り越えるために、最初にお伝えしたいことがあります。それは「ひとりで抱え込まないでほしい」ということです。
頼れる専門家は、すぐ近くにいます。ここでは、無料で相談できる2つの窓口を紹介します。
担当のケアマネジャー
すでに介護保険のサービスを利用している場合、最も身近で頼れる存在が担当のケアマネジャーです。日頃からご本人の状態やご家庭の状況を把握しているので、今の状況に合わせた具体的な手助けをしてくれます。
例えば、ショートステイの日数を増やしたり、デイサービスや訪問介護を組み替えたりして、ご家族の負担を軽くする方法を一緒に考えます。「もう限界が近い」と感じているときには、特養以外の選択肢を提案してくれることもあります。
待機中の不安や疑問も含めて、まずは気軽に相談してみてください。
地域包括支援センター
まだケアマネジャーがついていない方や、「何から手をつけていいか分からない」という方には、地域包括支援センターがおすすめです。市区町村が設置している、高齢者のための無料の総合相談窓口です。
保健師や社会福祉士、主任ケアマネジャーといったさまざまな分野の専門家が在籍しています。介護のことはもちろん、医療やお金の悩みまで、幅広く相談に乗ってもらえます。
お住まいの地域の窓口は、市区町村のホームページや役所の窓口で確認できます。
特養の待機中、在宅介護を乗り越える5つの方法

ここからは、待機中の在宅介護を乗り越えるための具体的な方法を5つ紹介します。どれもケアマネジャーとして、実際にご家族におすすめしてきた方法です。
ひとつずつ見ていきましょう。
① ショートステイをフル活用する(ロングショート)
待機中の負担を軽くするために、最も効果が大きいのがショートステイの活用です。なかでも、約1か月間使う「ロングショート」という方法があります。
ショートステイは、連続して利用できるのは最大30日までと決められています。ただ、途中で1日でも自宅に戻れば連続日数がリセットされ、また利用できるようになります。
私が担当してきたご家族の中にも、「30日連続で利用して、1日だけ家に帰ってくる」という使い方をされた方が多くいました。この方法なら、ご家族はまとまった休息の時間を取り戻せます。
しかも、本人が施設での暮らしに少しずつ慣れていくので、後で特養に入るときの移りやすさにもつながります。
② 帰宅した日はデイサービス・訪問介護を活用できる
ロングショートを使うときは、帰宅した日の過ごし方もあわせて考えると、さらに負担を減らせます。ショートから帰ってくる日に、デイサービスや訪問介護を組み合わせる方法です。
例えば、帰宅日の日中はデイサービスに通ってもらい、夕方家に戻ってからは訪問介護で入浴や食事の手助けをお願いする。こうすると、ご家族が直接介護に向き合う時間をかなり短くできます。
私自身、ご家族の負担を少しでも軽くするために、この組み合わせをよく提案していました。ショートの合間の在宅期間こそ、サービスをうまく重ねることが大切です。
③ 介護者自身が休む時間を意識してつくる
介護をするご家族自身が休む時間を持つことは、在宅介護を続けるうえで欠かせません。休むことは決して贅沢ではなく、必要なことです。
介護をする方が体調を崩してしまうと、在宅介護そのものが立ち行かなくなります。共倒れになってしまっては、本人にとっても良い結果になりません。
ショートステイを利用している間は、ぜひご自分のために時間を使ってください。睡眠をとる、後回しにしていた通院に行く、趣味の時間を持つ。そうした小さな休息の積み重ねが、長い待機期間を支えてくれます。
④ 家族・きょうだいで役割を分担する
在宅介護は、ひとりで背負い込むものではありません。家族やきょうだいで、できる人ができる形で関わることが大切です。
金銭面の負担、身体的な介助、役所での手続きなど、介護に必要なことはたくさんあります。これらを分け合うことで、ひとりにかかる負担が軽くなり、後々のトラブルも防げます。
例えば、遠くに住んでいる家族には費用面で協力してもらい、近くに住む家族が通院の付き添いを担当する。そんなふうに、それぞれの事情に合わせて役割を決めておくと、無理なく続けられます。
⑤ ケアマネに「もう限界が近い」と正直に伝える
最後にお伝えしたいのは、我慢の限界を超えてしまう前に、本音をケアマネジャーに伝えてほしいということです。
「もう限界が近い」と分かれば、私たちはすぐに次の手を一緒に考えられます。急ぎでショートステイを手配したり、特養以外の施設を探したりと、できることはたくさんあります。
伝えるときは、「夜眠れない日が続いている」「気持ちに余裕がなくなってきた」など、具体的な状態を言葉にしてみてください。

こんな弱音ばかりケアマネさんに言ったら、迷惑じゃないかと思って…なかなか言い出せなくて。

迷惑だなんて、とんでもないです。
「弱音」は「本音」です。ご家族の「本音」は、私たち専門家が動くための大切な情報なんです。つらいときは、どうか我慢せずに『つらい』と言ってくださいね。
待機中こそ知っておきたい「ロングショート」の活用法
先ほど紹介したロングショートは、待機中の在宅介護を支えるために有効です。ここでは、その仕組みと、使うときに知っておきたい注意点を、もう少し詳しく見ていきます。
ロングショートとは(30日利用+1日帰宅の仕組み)

ショートステイは本来、数日から1週間ほど施設に泊まって介護を受けるサービスです。これを長めに、そして繰り返し使う方法が「ロングショート」と呼ばれています。
ただし、使い方にはルールがあります。連続して利用できるのは30日までで、31日目は介護保険が使えず全額自己負担になります。そこで必要になってくるのが、いったん自宅へ戻る日です。30日利用したあとに自宅へ戻ると連続日数がリセットされ、また30日間利用できるようになります。
ここで気をつけたいのは、戻る日は丸一日、自宅で過ごす必要があるという点です。そのため、施設を出る日と再び預ける日を合わせると、実際には2泊3日、ご自宅で介護をすることになります。
「30日泊まる → 2泊3日ご自宅で過ごす → 泊まる」。この流れを繰り返すことで、在宅介護の負担を大きく減らせます。
施設への移行がスムーズになるというメリット
ロングショートには、介護者の負担を減らす以外にも、もうひとつ良い点があります。それは、ご本人が施設での暮らしに「少しずつ慣れていく」ことです。
施設の生活は、ご自宅とは環境が大きく変わります。食事の時間や、ほかの入居者との集団生活など、慣れるまでに時間がかかる方も少なくありません。
ロングショートで先に施設に慣れておくと、いざ特養に入るときの戸惑いが小さくなります。私が担当してきた中でも、ロングショートを経験された方は、特養入所後に落ち着いて過ごせるケースが多くありました。
待機中の負担軽減と、入所後の安心。その両方につながる使い方です。
要介護3以上なら自己負担を抑えやすい理由
ロングショートを使うときに気になるのが、費用です。ここで知っておきたいのが「区分支給限度額」という仕組みです。
介護保険には、1ヶ月のあいだに1〜3割の自己負担で使えるサービスの上限(枠)が、要介護度ごとに決められています。要介護度が低いとこの枠が小さく、ショートステイを保険内で使える日数も限られてしまいます。枠を超えた分は、全額自己負担になります。
逆に、要介護度が高い方ほど枠は大きくなります。特養の入所要件である要介護3以上の方であれば、ロングショートを使っても枠の中に収まりやすくなります。
ご自身の枠でどこまで使えるかは、担当のケアマネジャーに確認してみてください。
利用前にケアマネと確認したい注意点(60日減算・累計日数)
便利なロングショートですが、長く使い続ける場合には、いくつか注意したい点があります。
まず、利用日数の上限です。ショートステイは、要介護認定の有効期間のうち、その半分の日数を超えては保険で使えません。また、2024年の制度改定で、連続60日を超える長期利用については、さらに介護報酬の扱いが見直されました。
加えて、ショートステイ中の食費や部屋代は介護保険の対象外で、別途自己負担になります。
こうしたルールは少し複雑です。自己流で組み立てるのではなく、必ずケアマネジャーと一緒に、日数と費用を確認しながら進めてください。
待機の順番を待ちながら、今できること

順番を待っているあいだも、ただ待つだけではありません。少しでも早く、そして希望に合う形で入所するためにできることがあります。ここでは3つ紹介します。
複数の特養に申し込んでおく
特養は、1つの施設に絞らず、複数に同時に申し込んでおくのが基本です。空き状況は施設ごとにまったく異なるため、申し込む先を増やすほど、入所のチャンスが広がります。
通いやすい範囲にある複数の施設へ申し込み、それぞれの状況を定期的に確認しておきましょう。
申し込みは無料ででき、複数申し込んでも問題はありません。「ここに決めなければ」と気負わず、まずは選択肢を広げておくことが大切です。
申込時に介護の状況をしっかり伝える(優先度の考え方)
特養は、申し込んだ順番で入れるわけではありません。多くの施設では、介護の必要性・緊急性が高い方を優先して入所させるよう定められています。
そのため、申込書や面談では、今の介護がどれだけ大変かを具体的に伝えることが重要になります。
例えば、介護をしている家族が仕事を続けられない状況にある、自身の体調を崩している、高齢の夫婦だけで介護をしている、ひとり暮らしで支える人がいない。
こうした在宅での生活の難しさを、遠慮せずに正確に伝えてください。実情が正しく伝わることで、優先度の判断につながります。
要介護度が実態と合わなければ区分変更を検討する
待機しているあいだに、ご本人の状態が悪くなることもあります。今の要介護度が実態に合っていないと感じたら、「区分変更」の申請を検討しましょう。
要介護度が上がれば、入所の優先度が変わるだけでなく、使える介護サービスの量も増えます。
認知症が進んできた、転ぶことが増えた、できていたことができなくなってきた。そんな変化に気づいたら、まずは担当のケアマネジャーに相談してみてください。
在宅介護が限界なら、特養以外の選択肢も考える

さまざまな方法を試しても、在宅介護がもう限界に近いと感じることもあります。そんなときは、特養以外の施設も選択肢に入れて考えてみてください。
介護付き有料老人ホーム:比較的すぐ入居できることが多い
待機が長い特養に対して、介護付き有料老人ホームは、比較的すぐに入居できることが多い施設です。民間が運営していて施設の数が多く、受け入れの体制も整っています。
私が担当してきたご家族の中にも、特養を待ちながら申し込みを進めるうちに、先に介護付き有料老人ホームへ入居されて、心からほっとされた方がいました。
費用の面では、要介護度に応じて料金が決まる定額制の施設が多く、介護が重くなっても費用が大きく変わりにくいのが特徴です。月額には幅がありますが、近年は入居一時金が0円のプランや、月々の費用を抑えた施設も増えてきました。なかには、特養とさほど変わらない負担で入居できるところもあります。
「有料老人ホームは高い」というイメージだけで選択肢から外してしまうのは、もったいないことです。まずは費用とサービスを見比べて、ご家庭に合うかどうかを確かめてみてください。
住宅型有料老人ホーム・サ高住:費用と自由度のバランス
身の回りのことはある程度自分でできる方や、必要な介護サービスを自分で選びたい方には、住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)という選択肢もあります。
これらの施設では、訪問介護やデイサービスなど、外部のサービスを必要な分だけ選んで利用します。自由度が高いのが特徴です。
費用は施設によって幅がありますが、住宅型の月額はおおよそ16〜17万円程度が目安です。サ高住に住みながら訪問介護やデイを組み合わせて、生活を整えていく形もよく取られています。
入居一時金0円プラン:「つなぎ」に最も向いている
「特養が空くまでのあいだだけ」と考えているなら、入居一時金が0円のプランがおすすめです。
入居一時金は、いわば家賃の前払い金です。これがかかる施設だと、早めに退去したときに損をしないか気になります。その点、近年は介護付き有料老人ホームでも一時金0円のプランが増えており、0円なら退去時に損をする心配がほとんどありません。
ただし、一時金がない分、毎月の費用がやや高めになることもあります。長く住む可能性がある場合は、月額の負担も合わせて確認しておきましょう。
「特養が空くまでのつなぎ」という考え方
特養以外の施設に入っても、特養の申し込みはそのまま続けられます。順番が来たら、あらためて特養へ移ることができます。
在宅で限界まで耐えるよりも、いったん専門のケアに任せたほうが、本人もご家族も落ち着いて過ごせることが多いです。
費用が心配な場合も、過度に恐れる必要はありません。仮に、一時金を払っていても、90日以内に退去すれば、入居日数分の費用を除いた大部分が返ってくる仕組み(短期解約特例)があります。

特養じゃなくて有料老人ホームに入るのは、なんだか妥協みたいで気が引けて…。お金のことも心配です。

特養以外の施設を選ぶことは、決して妥協ではありません。今を乗り切るための、前向きな選択です。
費用の面でも、一時金0円のプランを選んだり、短期解約特例を使えたりと、損をしにくい方法があります。選択肢を持っておくこと自体が、ご家族の心の余裕につながります。
まずは複数の施設パンフレットを取り寄せて比較してみる

ここまで、待機中の乗り越え方や、特養以外の選択肢を紹介してきました。では、いざ動き出すとき、最初の一歩として何をすればよいのか。それが、施設のパンフレット(資料)を取り寄せて、比べてみることです。
パンフレットで分かること・比較すべきポイント
資料を取り寄せるのは、施設選びの最初の一歩です。費用はかからず、取り寄せたからといって入居が決まるわけでもありません。気軽に始められます。
パンフレットには、月々の費用やサービスの内容、立地、医療体制などが載っています。自宅でゆっくり、いくつかの施設を見比べられるのが良いところです。
比べるときは、「毎月いくらかかるのか(入居一時金は0円か)」「介護の体制はどうか」「面会に行きやすい場所か」「医療への対応はあるか」といった点を見ていきましょう。
すぐに入居する予定がなくても、手元に資料があるだけで安心できます。いざというときに慌てずに済みます。
老人ホーム紹介サイト・入居相談員に相談する
数多くの施設の中から、希望に合う施設を自分だけで探し出すのは、大変な手間がかかります。そこで役立つのが、老人ホームの紹介サイトです。
予算や希望する地域、条件を伝えるだけで、専門の入居相談員が候補を無料で提案してくれます。資料も、複数の施設からまとめて取り寄せてもらえます。
相談するときは、「特養を待機中であること」「毎月の予算」「希望エリア」「入居一時金は0円が希望」といった点を伝えてみてください。つなぎとして使える施設についても、あわせて相談できます。
【ケアマネ解説】特養の待機・在宅介護に関するよくある質問
最後に、現役のケアマネジャーとして、ご家族からよく寄せられる質問にお答えします。同じような不安を抱えている方は多いので、ぜひ参考にしてください。
Q1. 特養の待機期間を短くする方法はありますか?
待機を確実に短くする方法はありませんが、優先度を高めるためにできることはあります。
ポイントは3つです。複数の特養に申し込んでおくこと、申込時に介護の状況を正確に伝えること、そして状態が変わったら区分変更を検討することです。
特養は申し込み順ではなく、介護の必要性が高い方から入所が決まります。在宅での生活がどれだけ大変かを、申込書や面談でしっかり伝えることが大切です。
Q2. ロングショートばかりで、親に申し訳なく感じます
施設に預けてばかりで申し訳ない、という気持ちを持つご家族は本当に多いです。けれども、それは親御さんを大切に想っているからこそ生まれる気持ちです。
休むことは、決して悪いことではありません。ご家族が倒れてしまっては、在宅介護そのものが続けられなくなります。
会える時間に心を込めて関われば、その想いはきちんと伝わります。預けることへの後ろめたさより、続けられる形を選ぶことのほうが、ずっと大切です。

ロングショートばかり利用していると、親を預けてばかりでなんだか申し訳なくて…。これでいいのかと、悩んでしまいます。

申し訳ないと感じるのは、親御さんを想う気持ちが深いからこそです。でも、休むことは見捨てることではありません。
ご自身が元気でいることが、結局は親御さんの安心につながります。会えるときに笑顔で接してあげてくださいね。
Q3. 有料老人ホームに入ったら、特養には移れない・損になりませんか?
どちらも心配いりません。特養への申し込みは、ほかの施設に入居したあとも、そのまま続けられます。順番が来れば、あらためて特養へ移れます。
費用の面でも、丸ごと損をするわけではありません。つなぎとして使うなら、入居一時金が0円のプランを選べば、退去時に損をする心配はほとんどありません。
仮に一時金を払っていても、90日以内の退去なら、利用した日数分の費用を除いた大部分が返ってきます(短期解約特例)。90日を過ぎても、施設が定めた償却期間の中であれば、使っていない分は返還されます。
施設を選ぶ段階で、一時金のプランや返還の条件を、ケアマネジャーや入居相談員に確認しておくと安心です。
まとめ:待機中の在宅介護は「ひとりで頑張りすぎない」が答え

今回は、「特養の待機中、在宅介護をどう乗り越えるか」という悩みに対して、具体的な方法をお伝えしてきました。
最後に、この記事のポイントを振り返ります。
待機期間がいつ終わるかは、分かりません。だからこそ、活用できる手段はすべて試し、もしものときの選択肢を持っておくことが、心の余裕につながります。
まずは気になる施設のパンフレットを2〜3か所取り寄せて、見比べてみることをお勧めします。手元に情報があるだけで、「いざとなったら、ここがある」という安心が生まれます。

こんなにいろいろな方法があるんですね。少しだけ、気持ちが軽くなりました。

ご家族の負担を軽くするために大切なのは、色んな選択肢を持っておくことです。それだけで、待機中の毎日に余裕が生まれます。
ひとりで抱え込まず、いつでも私たち専門家を頼ってくださいね。
この記事をお読みいただくことで、施設入所についての知識を深め、少しでもご負担を軽減していただければ幸いです。
施設探しは、ひとりで抱え込んではいけません。特養の待機期間が長く、先が見えないときは、特養以外への申込みをしておくのも一つの手段です。
「いい介護」では、経験豊富な入居相談員が、希望のヒアリングから施設の候補提案、見学の手配まで、すべて無料でサポートしてくれます。
パンフレットを取り寄せるだけでも、「いざとなれば施設がある」という安心感が生まれます。まずは気軽に一歩を踏み出してみましょう。

