コロナウイルスの影響で、使い捨てマスクが不足・・・。
自作マスクや布マスクで、乗り切っている方も多いと思います。
最近は徐々に市場に出始めました。
私は、地方都市のデイサービスに勤務しています。
私の職場でも、貴重なマスクを巡って色んなことがありました。
自作マスクを使用している人が、施設のマスクを使用している人を非難したり・・・。
1日1枚と決めているのに、2枚使用する人がいたり・・・。
あのマスクを巡る騒動は、一体何だったのか…。
マスク不足の収束の目途がついた今だから、「マスク騒動」を振り返ろうと思います。
マスク騒動の始まり
今年1月中旬ころ、ドラッグストアやコンビニからマスクが消えました。
私の勤務する施設でも、今までの取引業者からの入荷が見込めなくなりました。
施設に残っているマスクは残りわずか・・・。
ネットなどで、転売されていることが話題となり社会現象に・・・。
行政の対応に感謝
マスク不足に拍車がかかり、どこに行っても手に入りません。
取引業者に問い合わせても、マスク入荷の見込みはありませんでした。
そんな中、市役所の福祉課から連絡がありました。
「市が保有している使い捨てマスクを、市内の施設に貸与します」
これは、大変ありがたかったです。
施設で使用する、数か月分を貸与してくれました。
「貸与」なので、マスク不足が落ち着いてから返却するというものです。
施設マスク使用のルールを策定
市役所からの突然の「マスク提供」
大変ありがたい事でした。
しかし、これが「マスク騒動」を引き起こすきっかけになろうとは・・・。
施設では、「マスクは1日1枚使用してもよい」ルールを設けました。
数か月分程度を確保できていたし、使い捨てマスクの清潔さを考えての事でした。
しかしこの時、スタッフ間の考え方に違いが出てきたのです。
マスク騒動の勃発
ここで、2つの騒動が起きました。
- 「自作マスク組」が、「1日1枚組」を非難
- 「入浴介助後、もう1枚使用する人」が出た
あるスタッフさんが、こう言い出したのです。
「他の病院でも、1週間に2枚と決まっているらしい。
1日1枚は、使い過ぎだ。布マスクを使用して、枚数を減らすべきだ」
この意見は正しいと思いました。
しかし、かなり厳しい口調だったので口論になってしまいました。
日を改めて、本部役員にも入ってもらい会議を行いました。
スタッフ全員で話し合った結果、清潔さと在庫量を考慮して
「1日1枚」で落ち着いたのです。
「1週間2枚」を主張していたスタッフさんも、納得してくれました。
その話し合いの際、入浴介助を行う人も「1日1枚」を受け入れてくれました。
まとめ
コロナウイルスという、未知の戦いから受けるストレスは計り知れません。
マスクを巡る口論も、どちらが正しいや間違っているも無いと思います。
みんなが、正しいと思う方法で頑張っている。
今回は、口論にまで発展してしまいました。
普段なら、そんなことにはならなかったと思います。
「マスク騒動」は、コロナウイルスによるストレスがもたらしたのだと思います。
でも、みんなが冷静に話し合い結論を出せて良かったと思います。
この極限の状況下で、毎日頑張ってくれているスタッフには感謝しかありません。
皆さんの施設では、どのようにされていますか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。