IT機器の進化はここまで来た!~離れて暮らす高齢者の見守り~

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はじめに

 

介護スタッフ
介護スタッフ

うちのデイサービスの利用者さんって、独居の人が多いよね。

子供さんが近くに住んでる人もいるけど、他府県ってケースもあって。

 

介護スタッフ
介護スタッフ

うん。

遠くに住んでる親が元気でいるか、心配やろなあ。

 

介護スタッフ
介護スタッフ

特に今は、コロナウイルスのせいで満足に帰郷できないだろうし・・・。

ケアマネジャーさんとも連絡は取り合ってるみたいだけど。

 

介護スタッフ
介護スタッフ

遠くに住んでいても、親が元気で暮らしているか確認できたらええのに・・・。

 

 

みなさん、こんにちは。

 

デイサービスで管理者をしている「ぽんてん」と申します。

 

2021年2月10日、読売新聞の記事に、

 

「親の見守りに、IT機器を活用する」

 

という特集がありました。

 

ポット電球使用状況が、メールで送られてくるというサービスです。

 

2019年調査によれば、独居の高齢者は約770万世帯。

 

コロナ禍で里帰りが難しい今、「見守りサービス」の使用を始める人も増えています。

 

そこで今回は、「IT機器を活用した見守りサービス4つ」をご紹介します。

 

最初に結論です。

  1. 使用状況がわかるポット
  2. 使用状況がわかる電球
  3. 活動量がわかる室内センサー
  4. どの家電を使用したか把握する分電盤センサー

 

ぽんてん
ぽんてん

IT機器も、ここまで来たか!」という感じです。

介護スタッフ
介護スタッフ

知っていると、ご家族さんにも教えてあげられますね!

ぽんてん
ぽんてん

「こんなのがある」と知っておくだけでも、必要な時に提案できるかもしれません。

それでは、詳しく見ていきましょう!

 

離れて暮らす親を見守るIT機器4つ

使用状況をメールで知らせてくれる「ポット」

 

 

象印から発売されているポットは、その名も「iポット」

 

サービス名は、「みまもりほっとライン」です。

 

 

見た目は普通なのですが、下部に「LTE」(無線通信回線)が付属しています。

 

 

使用状況を1日2回、Eメールで受け取れるほか、専用ホームページで1週間分をグラフで確認できます。

  

ネット環境がなくても使用できるのが嬉しいメリットです。

 

ポットはレンタル式で、契約料5,500円、月額使用料3,300円です。

 

介護スタッフ
介護スタッフ

毎日電話で確認するほどでもないけど、元気か知りたい」という方にピッタリですね!

 

介護スタッフ
介護スタッフ

お茶を飲むのが日課という方も多いもんね!

 

ぽんてん
ぽんてん

メーカーHPの体験談を読みました。

「監視をするようでなく生活を感じられるのがいい」という意見が印象的でした。

柔らかい感じで、安心できる。

まさに、「みまもりほっとライン」ですね!

 

 

 

次章では、「使用状況がわかる電球」について見ていきます。

使用状況を送信してくれる「電球」

 

 

NTTから発売されている電球は、その名も「goo of things でんきゅう」です。

 

電球を取り換えるだけで、点灯・消灯情報を見守ることができます。

 

トイレ・リビング・お風呂・玄関などに取り付けておけば、生活のリズムの変化に気付けます。

 

しかも、AIが電球の動きを分析し、

 

「生活パターンが変化している」

 

などのレポートを毎週スマートフォンへ送ってくれます。

  

下記は、AIが送ってくれるレポート画像です。

 

これは、すごい!!

 

   

 

 

料金は、電球代1万780円、月額使用料638円です。

(令和3年4月までキャンペーン中のようです)

 

電球にSIMカードが内蔵されていて、ネット環境は必要ありません。

 

介護スタッフ
介護スタッフ

電球の動きをもとに、毎週AI がレポートを作成してくれるなんて!

ほんとにすごいで!!

 

介護スタッフ
介護スタッフ

うん!

夜間の点灯回数が増えれば、昼夜逆転していることも分かるんだね!

 

ぽんてん
ぽんてん

電球とAIの融合!

コロナ禍で里帰りが難しい今、貴重な見守り手段ですね!

 

次の章では、「室内センサー」について見ていきます。

室内センサーで活動を感知・送信

 

日立が発売するのは、「ドシテル活動センサー購入プラン」です。

 

室内にセンサーを取り付けて、活動量を察知します。

 

掃除などを行うと、人形が動き回るアニメーションがスマホで確認できます。

 

日立製の家電や冷蔵庫とリンクさせることが可能で、家電の使用状況も把握可能です。

 

以下は、実際の画像です。

 

   

   

センサーがあるので、部屋にいるかどうかも把握できます。

 

このサービスには、ネット環境が必要です。

 

初期費用は4万9500円で、月額使用料は4378円です。

(モニターキャンペーン実施中のようです)

  

介護スタッフ
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電球やポットに比べて、費用が少し高いなあ。

 

介護スタッフ
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センサーが付いているから、細かな動きまで把握できるからね

ネット環境がないと使用できないのはポイントかな。

 

ぽんてん
ぽんてん

ネット環境は、無線LANをレンタルすることで解消できるようです。

(月額1100円プラス)

電球やポットでは、具体的な活動量は把握できませんからね。

具体的にどれくらい活動しているかを知るには、優れたサービスですね!

 

次章では、「電力使用状況で生活リズムが分かるサービス」について見ていきます。

分電盤センサーで、各家電の使用状況を送信

 

 

最後に紹介するのは、東京電力の「遠くても安心プラン」です。

 

さすが電力会社!という内容です。

 

分電盤にセンサーを取り付け、エアコンやテレビ、洗濯機の使用状況をスマホに送信してくれます。

 

こんな感じです。

 

 

 

   

 

   

   

 

 

どの家電を、何時にどれくらい使用したかが分かる!

 

これはすごいですね!!

 

初期費用は2万2403円、月額使用料4,260円です。

 

ネット環境が必要ですが、月額使用料プラス990円で使用可能に。(Webや動画は利用不可)

 

 

介護スタッフ
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分電盤にセンサーを取り付けて、家電の使用状況を確認か~!

電力会社の面目躍如といった感じですね。

 

介護スタッフ
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うん!

生活リズムもバッチリ把握できるなあ!

 

ぽんてん
ぽんてん

電話一本でスタッフが訪問してくれるサービスもあるようです。(年2回まで無料)

熱中症や、家電の消し忘れなどの情報もスマホに送られてきます。

離れたところに住む家族には、かなり安心なサービスですね!

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

今回は、「離れて暮らす親を見守るIT機器」について見てきました。

 

どの製品も、各会社の持ち味を生かしている印象です。

 

ポットや電球のようなライトなものから、センサーまで。

 

見守りたい方のADLや認知症状によってサービスを選ぶ形ですね。

 

それでは、今日のおさらいです。

 

今回紹介したのは次の4つです。 

  1. 使用状況がわかるポット
  2. 使用状況がわかる電球
  3. 活動量がわかる室内センサー
  4. どの家電を使用したか把握する分電盤センサー

 

 

どちらかと言えば、1から順番に見守り必要度が高まっていく感じでしょうか。

 

詳しくは、メーカーホームページでご確認ください。

 

知り合いや利用者さんのご家族に、

 

「こういうサービスもあります」

 

と紹介する時もあるかもしれませんね。

 

今回感じたことは、

 

  • IT機器の発達
  • 各メーカーの特色

 

の2点でした。

 

日々進化する技術を、高齢者の見守りに活用するのは素晴らしいと思います。

 

コロナが早く収束し、里帰りが可能になる日が早く来ますように・・・。

 

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。