「これから介護の仕事を始めるけど、どんな事に気を付ければいいの?」
「介護施設で働き始めたけど、何かコツがつかめない。」
そんな気持ちの方も居られるかもしれません。
「どうせやるなら、出来る新人として見られたい!」
その気持ちは、皆同じ。
それでは、どんな事に気をつければいいのでしょうか?
(結論)「できる新人」と思われるためには・・・
- 先輩スタッフの教えを素直に聞くこと
- 利用者さんの顔と名前を覚えること
- ボーっとする時間を0にすること
- その日の疑問はその日のうちに聴くこと
当たり前のことに思えるかもしれません。
しかし、これがなかなか難しいんです。私の新人の時も、そうでした。
それでは、詳しく書いていきたいと思います。
先輩スタッフの教えを素直に聴くこと
介護の仕事は、「チームワーク」です。
「チーム」に上手く溶け込み、人間関係が良好である。
このことが、最も重要であるといえます。
そのためには、先輩の言うことを素直に聞くことが重要です。
【重要】以下のNGワードは絶対言ってはいけません。
- A先輩には、こうしろと言われたのにB先輩に違うことを言われた。
- 研修では、こう教わった。(前の施設では、こうだったetc)
上記のことは、よく耳にする言葉です。
確かに、言いたくなる気持ちは分かります。
統一されていないことが問題かもしれません。
しかし、利用者さんの体調や他の業務との優先順位など、先輩スタッフは多くのことを考えて判断しています。
その場面によっては、昨日と違う指示が出るかもしれません。
「昨日は、こう言われたのに!」
などの口答えは、喉から出かかっても飲み込みましょう。
少なくとも、独り立ちするまでは口答えはやめておくべきです。
逆に、人間関係でつまずくと後々苦労がたえません・・・。
先輩スタッフも人間です。
「あの新人に教えても、口答えするだけ。言わないでおこう」
と思う先輩スタッフも居ることも、忘れないで下さい。
利用者さんの顔と名前を覚えること
先輩スタッフから指示が出ても、利用者さんの顔と名前が一致しなければ仕事になりません。
お名前を覚えることは、一人前になるための第一歩と言えるでしょう。
利用者さんの数は、部署によって異なります。
グループホームなど10人以下のユニットもあれば、登録者100人以上のデイサービスもあります。
筆者はデイサービス畑で育った人間です。
100人以上の利用者さんを覚えなければなりませんでした。
早く覚えるために何点か方法を試しました。
- 座席表をメモし、何度も顔と名前を照らし合わせる
- 会話の中で何度もお名前を登場させる。
人によって、色々な方法があります。
僕は、コミュニケーションをしっかり取る中で覚えていくのが一番早いと思いました。
皆さんも、いろんな方法を試してみてください。
ボーっとする時間をなくすこと
「勤務中に、ボーっとすることなんてない!」(怒り)
と言われるかもしれません。
しかし、何もせず立っているだけの新人さんをよく見かけます。
実際には、利用者さんの様子を観察したりしているのかもしれません。
頭の中を整理しているかもしれません。
しかし、新人のうちは何もしていない様に見られているかも・・・。
「何もせずに立っているだけの時間を0にして、
利用者さんの横に行き、話を聞くようにしましょう。」
これをするだけで、すごく積極的なスタッフとして見られます。
その日の疑問は、その日のうちに聴く
その日に、疑問に思ったことを早めに解決して次のステップへ進みましょう。
業務中にバタバタしている時間帯は、聴きづらいでしょう。
少し落ち着いている時間に、先輩へ質問してみましょう。
きっと丁寧に教えてくれると思います。
忙しい時間に質問すると、返って雰囲気が読めない後輩と思われてしまします。
質問するタイミングも大切です。
最後に・・・
いかがでしたでしょうか?
できる新人として見られるために・・・。
- 先輩スタッフの教えを素直に聞くこと
- 利用者さんの顔と名前を覚えること
- ボーっとする時間を0にすること
- その日の疑問はその日のうちに聴くこと
以上、4つを見てきました。
新人のうちは、どんなに自分が正しいと思っても認められにくいものです。
「郷に入っては郷に従え」という言葉があります。
まずはその施設でのやり方を吸収し、独り立ちを目指しましょう。
「正しいことがやりたけりゃ、えらくなれ!」
の名セリフは、介護職にも当てはまると思います。
えらくならなくてもいいですが、先輩スタッフと信頼関係を築きましょう。
皆様が新しい環境に早く慣れて、能力を存分に発揮されることを心より祈っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。