みなさん、こんにちは。
ケアマネージャーの「ぽんてん」です。
皆さんは、もうご存じでしょうか?
介護職員の給与がアップするらしいよ!
月9000円だって!
そうそう!
新聞に載ってたね。
来年2月からだっけ?
早ければ、2月から上がるみたいだね!
給料が上がるのはうれしいね!
こんなふうに、うちの職場でも話題になっています。
岸田さんが総理大臣になり、真っ先に介護や看護にスポットを当ててくれて嬉しいですよね。
でも、人はいつも喜びの後に「疑問」を持ちます。
給料アップの財源は、どこから?
他の職業との給料差は埋まるの?
そんな疑問を持つ人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、給料アップ制度について掘り下げて考えたいと思います。
現役ケアマネージャーである筆者が、現場視点で迫ります!
そして、給料アップ政策の「良いところ、悪いところ」についても考えます。
それでは、結論からお話しします。
(11/13時点での情報です)
以上です。
それでは、詳しく見ていきましょう!
給与アップの制度について
岸田総理について
岸田さんが総理大臣になり、早々に介護職の賃金引き上げを打ち出しました。
これは、非常にありがたい話です。
岸田さんは、広島県に選挙基盤を持っています。
「国会議員は東京重視で、地元に帰るのは選挙の時だけ」
そんなことを、よく耳にします。
一方で、岸田さんは外務大臣の在任中でさえ、
しょっちゅう広島に帰っていたと言います。
外務大臣なのに広島によく帰る?
業務に支障出るんじゃない?
そんな意見もあったそうです。
しかし、地方に住む人々の声をしっかり聴いていたようです。
そんな姿勢が、介護などの給料アップ政策に繋がったのでしょう。
制度の内容
まずは、こちらをご覧ください。
介護職と全産業の賃金差は、月およそ7万円です。
介護職を魅力あるものにするために、この格差を小さくすることが必要です。
早ければ2022年2月から、
介護職の月収を3%(約9,000円)引き上げます。(あくまで現時点)
この制度のポイントは、金額でなく3%アップという点です。
なので、看護師さんは月12.000円アップとされています。
看護師さんの給料は介護職よりも高い。
なので、介護職の9,000円アップに対して看護職は12,000円アップなんですね!
介護と看護の賃金差は、そのままですね!
次章では、給料アップ制度の「良い点と疑問点」について見ていきます!
制度の「ここが〇」
給料アップ制度の良い点は、次の通りです。
まずは、財源についてです。
なんと、介護報酬を臨時改定するとのことです。
利用者負担が大きくなってしまいますが、
政府の本気度を感じますね。
そして、真っ先に介護職に光を当ててくれたこと。
これが何より嬉しいですね!
国民の声に耳を傾けてくれていると感じます。
次章では、制度の疑問点について見ていきます。
制度の「ここが疑問」
制度の疑問点は、次の通りです。
まずは、「利用者の負担が増大する」ことです。
財源は、「介護報酬」や「診療報酬」の引き上げです。
「介護報酬=利用料」ですから、利用者さんの負担が大きくなります。
次に、月9,000円ではパワー不足と言わざるを得ません。
他産業との格差は埋まらないからです。
他産業との賃金差は、月7万円あります。
今回の「9,000円アップ」では、とても追いつきませんよね。
今すぐではないにしろ、
もう少し大胆な政策が必要であると感じます。
全産業の賃金平均を押し上げているのは、大企業です。
大企業は別格と考えましょう。
せめて介護職の月収を、中小企業レベルに近づけたいですよね!
そのためには、追加で「月2万円」くらいは欲しいと思います。
そうすれば、
「全産業の月収:307,700円、介護職の月収:269,800円」
(現在の介護職の月収:239,800円)
となります。
これなら何とか魅力ある職業になれるのでは?と考えます。
若い人たちが、「介護職でも食べていける!」と思える給与水準にしたいですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、介護職の給料アップについて取り上げました。
最新の介護ニュースに関心を持つことで、今の介護界が少し見えてきました。
最後に、今回のハイライトです!
「ないものねだり」を言いましたが、
まずは、岸田首相に感謝したいと思います。
若い人が胸を張って介護の仕事ができる環境になれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。